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WHOが異例の対中批判-専門家チームの中国入り遅延に「失望」

更新日時
  • 専門家の中国入りを中国当局がまだ許可していない-WHO事務局長
  • コロナ起源解明に向けた国際的取り組みを中国が妨害との懸念も

世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスの起源を調べる専門家チームの中国入国の遅れに失望感を示し、珍しく公の場で同国を批判した。

  テドロス事務局長は5日の記者会見で、WHOが選任した専門家の入国を中国当局がまだ最終的に許可していないことを明らかにした。10人から成る専門家チームは中国当局と数カ月にわたり交渉し計画を進めたが、中国に入れずにいる。

  同事務局長は「メンバー2人がすでに出発し、他のメンバーも最終段階で出張を始められないという知らせに非常に失望している」と表明。「われわれはできるだけ早く任務に着手したい」と述べた。

 テドロスWHO事務局長

  中国当局が入国を遅らせていることで、パンデミック(世界的大流行)の起源をたどる国際的な取り組みを中国政府が妨害しているとの懸念が強まりそうだ。

  新型コロナ流行の深刻さを当初隠していたとの批判を受けた中国の国営メディアや政府要人は、コロナが中国だけで発生したのではない可能性があるとの主張を展開している。

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  中国外務省の華春瑩報道官は北京で6日開いた記者会見で、中国はWHOの専門家による訪中を重視していると語った。

  中国とWHOは協議を続けており、できるだけ早く日程などについて決定を下すことを望んでいると述べた上で、スムーズな意思疎通と良好な協力がなされていると説明。この問題で何らかの誤解があるかもしれないが、深読みは不要だと話した。

原題:WHO Issues Rare Rebuke to China for Delaying Virus Origins Trip(抜粋)

(最終2段落に中国外務省の記者会見を追加して更新します)
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