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「防衛テクノクラート」が中国の新商務相に-対米交渉担う王文濤氏

  • 黒竜江省長だった王氏は、閣僚級ポストの定年に達した鍾山氏の後任
  • 防衛テクノクラートの昇格、習主席の統治近代化の極めて重要な部分

中国の新しい商務相に「防衛テクノクラート」の王文濤氏が就く。中国の発展計画において国家安全保障が優先課題となる中で、中国政府は習近平国家主席の政策を進めるため、王氏のような官僚を重視しつつある。

  黒竜江省長だった王氏(56)は、閣僚級ポストの定年(65歳)に達した鍾山氏の後任となる。トランプ米政権と対峙(たいじ)した鍾氏と同様、王氏もバイデン次期政権との通商交渉で鍵を握る人物の1人になる可能性が高い。

  北京の調査会社プレナムのパートナー、封楚誠氏によれば、大学で哲学を学んだ王氏は、上海の航空宇宙訓練研究所で16年間を過ごしたことで、「疑う余地のない政治的純度」を備えた防衛官僚となった。

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王文濤氏

出典:商務部中華人民共和国

  「防衛テクノクラートの昇格は、習主席の統治近代化における極めて重要な部分だ」と封氏は指摘する。

  王氏は商務相として、消費需要拡大と主要テクノロジー産業の国産化、激動する対米通商関係のかじ取りという経済政策目標の立案と実行に関与することになる。

  中国国際経済交流センター米欧研究所の張茉楠首席研究員は「中米関係が昔の状態に戻ることは絶対ない。今最も重要なのは、中米関係をいかに再構築するかだ」とした上で、中国が恐らく米中貿易合意「第2段階」に向けた交渉開始を促すだろうと予想した。

  昨年12月26日に開催された商務省の年次工作会議に提出した商務相としての最初の作業報告で、王氏は今後1年の計画を既に提示した。2020年に中国が「米国との経済・貿易摩擦に力強く効果的に対応した」と会議で報告されたという。

原題:China Turns to New Commerce Minister as U.S. Tensions Simmer(抜粋)

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