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サウジだけが減産を負担、OPECプラスが供給抑制で合意

更新日時
  • 予想よりも需給がタイトに、NY原油は一時大幅上昇
  • ロシアとカザフスタンは増産認められる、3カ国以外は生産量維持

石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」は5日、2月と3月の供給抑制で合意した。サウジアラビアだけが大幅減産を行う一方、残りの参加国は生産を据え置くか小幅に引き上げる。

  2日間の協議を経て成立したこの合意は、トレーダーが予想したよりも需給をタイトにする内容。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は一時、5.4%高の1バレル=50.17ドルと、昨年2月26日以来の高値を付けた。

  サウジは2月と3月に追加で日量100万バレルを削減すると、同国のアブドルアジズ・エネルギー相は5日、明らかにした。ロシアとカザフスタンは同期間に合わせて日量7万5000バレルの増産を認められたが、サウジの減産分はこれを上回る。3カ国以外は現行の生産量を維持する。

  同相はOPECプラスのビデオ会議後に記者団に対し、減産方針について説明。「国内経済とOPECプラスの各国経済を支援し、業界を下支えすることを目的にわれわれはこれを行う」と述べた。

  OPECプラスを実質的に率いるサウジとロシアの立場は異なっている。サウジが生産量より価格を優先しているのに対し、ロシアは他国に先立ち増産を行いたい考えだ。

  ロシアのノバク副首相はサウジの動きを歓迎。「石油業界全体への素晴らしい新年のプレゼントだ」と記者団に語った。RBCのアナリスト、ヘリマ・クロフト氏は、米国のシェール掘削業者にとって特に朗報だと指摘した。

Saudi Arabia's surprise cut lifted crude prices to a 10-month high

原題:Saudis Take Extra Burden of Oil Cuts as OPEC+ Curbs Supply (1)(抜粋)

Saudis Surprise Oil Market With Big Unilateral Output Cut (1)(抜粋)

(サウジ・エネルギー相のコメントなどを追加して更新します)
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