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米株市場「まさにバブル末期」と確信-GMOグランサム氏倍賭け

更新日時
  • ヒステリックに投機的な投資家の行動で適正価格を猛スピードで逸脱
  • 「バブル末期という確信が深まりつつあるのは確か」とグランサム氏

米資産運用会社グランサム・マヨ・バン・オッタールー(GMO)の共同創業者であるジェレミー・グランサム氏は、S&P500種株価指数とダウ工業株30種平均が最高値を更新して越年したばかりというタイミングで、米株市場の現状が「本物の壮大なバブル」だと警告し、先行きに悲観的な見通しをあらためて示した。

Ira Sohn Investment Research Conference

ジェレミー・グランサム氏

写真家:ダニエル・アッカー/ブルームバーグ

  「ラストダンスを待って」と題する5日付の書簡で、同氏は「ヒステリックに投機的」な投資家の行動を背景に株価が適正価格を猛スピードで逸脱しつつあり、連邦準備制度でさえ迫り来るクラッシュ(暴落)を止めることはできないだろうと分析した。

  グランサム氏(82)は「投機的熱狂の高まりに伴い、株価はトレンドから遠く離れる動きを加速させており、私が倍賭けする理由がそこにある。市場の歴史家として、これがまさにバブル末期という私の確信が深まりつつあるのは確かだ」と説明した。

  同氏は株価の類いまれな連騰がいつ、どのような要因で終わるかには言及していないが、南海泡沫(ほうまつ)事件や1929年のニューヨーク株式市場の大暴落、2000年のハイテクバブルの歴史が示すように報いが訪れると主張した。

  グランサム氏は昨年6月段階で、実体経済と株価評価との乖離(かいり)に既に警鐘を鳴らしていたが、その後も株価の騰勢は続いた。S&P500種指数が20年に16%上昇する中で、GMOの旗艦ファンドである「ベンチマークフリー・アロケーション・ファンド」の運用成績はマイナス約2.5%と低迷し、投資家をいら立たせた。

  弱気見通しの的中は「市場から手を引いておいてよかったと投資家が喜ぶ日が、遅かれ早かれ訪れる」ことだけを意味すると同氏は指摘した。

    

原題:Grantham Renews ‘Epic Bubble’ Warning After Stocks’ Record Year(抜粋)

(グランサム氏の主張を追加して更新します)
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