きょうの国内市況(1月5日):株式、債券、為替市場
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●日本株は3日続落、米上院選決選投票見極め-自動車や陸運安い
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東京株式相場は3営業日続落。米国での上院議員選の決選投票を控えて様子見姿勢が強まった。台湾の半導体製造装置大手のTSMCが日本に施設建設をするとの報道を受けて受注増が期待される半導体関連への買いが下値を支えた。
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JPモルガン・アセット・マネジメントの前川将吾グローバル・マーケット・ストラテジストは、米議会の上院決選投票前に「一旦ポジションを落とす動きがあり、様子見にとどまっている印象」と話す。ジョージア州の2議席を巡って接戦となり、すぐに結果が出ない可能性もあることも意識され、「結果を見たいという姿勢から動きにくい相場となった」とみている。
- 東証33業種では陸運、医薬品、輸送用機器、空運、精密機器、小売業などが下落
- 証券・商品先物、電機、金属製品、海運、非鉄金属、鉱業などは上昇
●債券は上昇、日銀オペ結果無難で安心感-超長期債に反動買いとの声も
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債券相場は上昇。先物相場が夜間取引で堅調となった流れを引き継いだことに加え、日本銀行の国債買い入れオペを無難に通過したことで買い安心感が広がった。超長期ゾーンには前日に売られた反動の買いが入ったとの声が聞かれた。
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三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジスト
- 先物は夜間取引堅調の流れを引き継ぎ買われ、日銀買いオペ、3カ月物短期国債入札ともに波乱なく売り材料もなかった
- 超長期債は日銀が3月めどの政策点検でスティープ(傾斜)化を促すとの思惑で売られていたが、きょうはその反動もあり買い戻された
- あすの10年債入札は利回りが下がったとは言えプラスの利回りで、新銘柄でニーズもあり問題なく消化されよう
日銀オペ
- 対象は残存期間1年超3年以下が4500億円と前回から500億円減額、3年超5年以下と5年超10年以下はいずれも4200億円に据え置き
●ドル・円は下落、株安で円買い圧力-米上院決選投票見極め
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東京外国為替市場のドル・円相場は下落。注目の米ジョージア州上院決選投票を海外時間に控えて様子見ムードながら、新型コロナウイルス感染急拡大による景気悪化が警戒され、日本株の下落に伴う円買い圧力がかかった。
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大和証券の石月幸雄シニア為替ストラテジスト
- 朝方堅調だった米株先物が再びマイナスになったり、日経平均も続落という形で少しリスクオフ。市場全体としてはそれほどリスクオフで円買いということでもないだろうが、一部投機筋がそれを手掛かりにしている