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デイトレーダーに試練、2021年の株式市場は20年で最悪の滑り出し

  • ワクチン巡る楽観を一因に1-3月は高ボラティリティー持続か
  • リテール投資家は今や株取引の2割占める-BIのタブ氏

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個人投資家は過去最高値付近の株式相場におじけづくことなく、株式を買い増して2020年を終えた。年明け最初の取引が行われた1月4日、その楽観主義が試されることになった。

  TDアメリトレード・ホールディングとEトレード・ファイナンシャルの顧客は年末に向けて、20年を通じて人気のあった銘柄を買い、市場エクスポージャーを拡大していた。21年の取引初日、4日の米株市場はS&P500種株価指数が1.9%安となり、01年以来最悪の滑り出しとなった。

  BMOグローバル・アセット・マネジメントの米国最高投資責任者(CIO)、アーネスト・ラモス氏は「相場は常に上昇すると考えている人々に現実を感じてもらうために、最終的にはこういう日が必要だ。市場は実際、小粒のバブル状態になっており、リテール投資家がその一因だ」と述べた。

  投資家のポジションの指標であるTDアメリトレードのインベスター・ムーブメント・インデックスは昨年12月、18年1月以来の高水準となっていた。当時はその直後にボラティリティーが急上昇しS&P500種は10%の調整に入った。

  TDアメリトレードのチーフ市場ストラテジスト、JJ・キナハン氏は「過去数年には、相場が高値を更新すると顧客の投資姿勢が慎重になるという現象が見られた」とし、それとは逆の現在の状況は「非常に興味深い」と述べた。新型コロナウイルスの「ワクチンを巡る楽観を一因に1-3月(第1四半期)にボラティリティーが続く可能性がある」と指摘した。

  新型コロナによる外出自粛などを背景に個人投資家が手数料ゼロの株式投資に参入し、20年1-9月にはチャールズ・シュワブやEトレード・ファイナンシャル、TDアメリトレード、ロビンフッド・マーケッツなどで少なくとも800万の新規口座が開設された。ブルームバーグ・インテリジェンスのラリー・タブ氏によれば、リテール投資家は今や、株取引の2割を占めている。

  こうした投資家の自信が、21年の取引初日に試された。ゴールドマン・サックス・グループがまとめるリテール投資家人気銘柄のバスケットは4日に5営業日中4回目の下落となった。20年には82%上昇しS&P500種の5倍強の上昇率だった。

relates to デイトレーダーに試練、2021年の株式市場は20年で最悪の滑り出し

出典: TDアメリトレード・ホールディング

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出典: Eトレード・ファイナンシャル

原題:
Day Traders Get Tested in Stocks’ Worst Start in 20 Years (1)(抜粋)

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