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選挙結果を覆そうとするトランプ氏の要求、共和党内の対立に拍車

  • 選挙人投票結果に共和党上院議員12人と下院議員数十人が反対へ
  • トランプ氏、ジョージア州務長官に上院決選投票への影響を警告

2020年米大統領選挙での敗北を覆そうと議会の説得を試みるドナルド・トランプ氏のむなしい努力を巡り、共和党内が割れている。トランプ氏に近い議員らは、有権者の票を無効にする権限を憲法は与えていないと主張する保守派と対立している。

  トランプ氏は2日、ジョージア州のラッフェンスパーガー州務長官に同州での敗北を覆すのに必要な1万2000票近い票を「探し出す」よう要求。これについて民主党議員の一部からは、弾劾されて当然の犯罪に相当するとの声も出ている。

トランプ氏のジョージア州への「圧力」、政権末期に新たな訴追リスク

  ジョージア州では5日、向こう2年間の上院支配政党が決まる決選投票が実施される。トランプ氏とバイデン氏は4日に同州でそれぞれ集会を開く。

  6日の上下両院合同会議では大統領選の選挙人の投票結果を正式に集計し、バイデン氏勝利が正式に確定する。この手続きは通常なら儀式的に簡潔に済まされるが、今回は米政治の分裂の中で新たな火種となりそうだ。少なくとも共和党の上院議員12人が数十人の下院議員らに同調し、不正で敗北したとトランプ氏が根拠なく主張する複数州の票に異議を唱えると表明しているためだ。

  共和党議員らが異議を唱えれば、上下両院は争点となる各州の結果を受け入れるため採決を行うことになり、共和党議員らはトランプ氏の主張への賛否を明らかにせざるを得ない。共和党内の分裂は2024年大統領選の潜在的候補者同士を対立させているだけに、その影響はかなり先まで及びかねない。

  ジョージア州の選挙事務を統括する共和党系ラッフェンスパーガー州務長官へのトランプ氏の2日の電話は、選挙人の票集計結果への反対を巡って共和党内で深まる対立に拍車を掛けた。

  トランプ氏を声高に批判するアダム・キンジンガー下院議員(イリノイ州)は問題の電話について「あまりにもひどい」と批判。 「選挙結果に反対することを検討しているすべての議員にとって、これを踏まえた上でなお潔白な心で反対することなど無理だ」とツイートした。

  トランプ氏は大統領選の結果を巡る行き詰まりが5日のジョージア州上院選決選投票に臨む共和党候補2人に悪影響が及びかねないと警告。バイデン氏勝利を認めた共和党員を批判している。

原題:
Trump Fractures GOP With No-Holds-Barred Bid to Subvert Vote (1)(抜粋)

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