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サウジ、カタールとの国境閉鎖を解除-湾岸地域の対立解消で前進

  • GCC首脳会議に先立ち仲介役のクウェート外相が詳細発表
  • サウジなど4カ国は2017年にカタールと断交

サウジアラビアは、2017年から断交している隣国カタールに対する陸海空の国境閉鎖を4日に解除する。仲介役となったクウェートのアハマド・ナーセル外相が明らかにした。カタールと他のアラブ諸国との対立は大幅に緩和されることになる。

  サウジとアラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、エジプトの4カ国は、17年にカタールと断交。トランプ政権下で米国の対イラン戦略を難しくさせる要因となっていた。バイデン次期米大統領は、トランプ政権が離脱したイラン核合意への復帰を目指す方針を示している。

  湾岸地域では緊張が高まっている。イランの精鋭部隊である「革命防衛隊」は4日、韓国籍の石油タンカーをホルムズ海峡で拿捕(だほ)したと明らかにした。イランはこの日これより先、ウラン濃縮度を20%に引き上げる作業を開始したと発表した。

イランが韓国船を拿捕、米は即時解放を要求-ウランの20%濃縮も開始

  5日にサウジで開催される湾岸協力会議(GCC)首脳会議に先立って合意がまとまり、クウェートのアハマド・ナーセル外相がカタールを拠点とするテレビ局アルジャジーラで詳細を発表した。

  事情に詳しい関係者1人によると、3日の段階では交渉は決裂に近い状況だったが、合意に向けホワイトハウスや関係各国が夜通しで電話による働き掛けを行った。トランプ氏の娘婿であるクシュナー大統領上級顧問は、5日の協定調印に立ち会うためサウジを訪れる予定だという。

原題:Saudi Arabia Opens Its Borders With Qatar as Gulf Rift Eases (3)(抜粋)

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