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英国から欧州株取引が姿消す、ほぼ全てEU内に移転-EU離脱が影響

  • EU離脱後初の取引日、ロンドン金融街に早くもダメージ表れる
  • EUから英国への「同等性」付与、アクイスCEOは悲観的

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欧州株取引でロンドンで2番目に大きい取引所のアクイス・エクスチェンジは、英国が欧州連合(EU)から離脱して最初の取引日となった4日、ほぼ全ての欧州株取引がEU内に移ったと明らかにした。

  アクイスのアラスデア・ヘインズ最高経営責任者(CEO)はブルームバーグテレビジョンに対し、欧州株取引の99.6%は同社がパリに開設していた取引所に流れたと語った。

  「EU域内企業の株式取引を巡る戦いでは、欧州が明らかな勝者だ」とヘインズCEOは発言。「ロンドンは欧州株取引で極めて強固な地位を築いていたが、いまや失いつつある。見事な自殺点だ」と続けた。

ブルームバーグテレビジョンのインタビューに答えるアクイス・エクスチェンジのヘインズCEO

  昨年12月31日をもってロンドン金融街からEU単一市場にアクセスする権利は失われ、EUは域内の投資家に英国からエアバスBNPパリバなどの企業の株式を取引することを禁止した。

  ヘインズCEOは2019年に同じ問題に遭ったスイスの例を引き合いに出し、「同等性」の手続きを通じてEUが英国にトレーディングの権利を付与することには悲観的だと述べた。ジョンソン英首相が12月24日にEUと通商合意を成立させた後、英経済の柱である金融サービスの規則について双方は3月末を期限に覚書をまとめる見通しを示した。

  だが、ヘインズCEOは「向こう数カ月で同等性の付与が交渉されると考えるのは、夢物語だ」とし、「同等性が付与されるとしても、年単位の時間がかかるだろう」と語った。

原題:
Brexit Pushes Almost 100% of Europe Share Trading Off U.K. Venue(抜粋)

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