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EU離脱後の英国、食品価格じわり上昇か-輸入コストは約8%増

  • 国境での手続きや検査、食品輸入業者のコスト30億ポンド押し上げも
  • 摩擦のない貿易から、多大な摩擦がある貿易へ-英食品・飲料連盟

英国は欧州連合(EU)と通商合意なく離脱移行期間を終了しスーパーマーケットの値段が急騰する事態を免れたものの、同国の消費者は依然として、新年に食品価格がじわじわ上昇するのを目の当たりにする可能性がある。

  英業界団体の食品・飲料連盟(FDF)によると、国境での一連の諸手続きや新たな検査に伴い、食品輸入業者のコストは30億ポンド(約4220億円)押し上げられる可能性がある。約8%のコスト増に相当し、一部は消費者が支払う価格に転嫁されるかもしれない。 

  FDF国際貿易部門を統括するドミニク・グーディー氏は、「摩擦のない貿易から、多大な摩擦がある貿易へと状況が移りつつある」と指摘。「これらのコストが食品価格の上昇をもたらすことはないとの見解には、大いに疑いの目を向けるべきだろう」と述べた。

  英国は食品の約半分を海外から購入しており、その大半はEUからの輸入だ。EU離脱前でさえ食料不安が国内で高まり、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)によってサプライチェーンは混乱した。

  英農業・園芸開発委員会(AHDB)の試算に基づくと、貿易のコストは畜産物が5-8%、農産物は2-5%上昇すると見込まれている。

Food Trade

The U.K. buys large amounts of produce, meat and fish from abroad

Source: U.K. government data for 2019

原題:Higher Food Costs Stalk Britons as New Year Brings Brexit(抜粋)

  

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