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武漢のコロナ流行から1年-中国、パンデミックの経緯書き換え意図か

  • 中国外相は国外での流行がパンデミックの原因になった可能性を主張
  • 新型コロナの発生源の解明を進めようとする取り組みにも協力せず

新型コロナウイルスの発生源を詳しく調べる機運が高まる中で、中国がパンデミック(世界的大流行)に至った物語を再構成する動きを強めている。

  中国の王毅外相は国営の新華社通信と中国中央テレビ局(CCTV)とのインタビューで、中国以外での新型コロナ流行がパンデミックの原因となったことも考えられると主張した。「世界の複数の場所での別々の流行でパンデミックが引き起こされた可能性が高いとますます多くの研究調査が示唆している」という王外相の発言が週末公表された。

JAPAN-CHINA-DIPLOMACY

中国の王毅外相

  王外相によれば、中国は「疫学調査の実施と病原体の特定、ウイルスのゲノム解読を含む重要情報の公表に向け直ちに行動を起こし、これら全てが世界中に警鐘を鳴らした」という。

  中国中央部の湖北省武漢市で新型コロナ感染症の集団発生が最初に確認されたのは1年前のことだ。中国では当初、正体不明の新型肺炎に警告を発した医師がうわさを流布しているとして警察の取り締まり対象になった。人から人への感染を隠そうとして、感染拡大を止める行動が遅過ぎたと中国は批判を浴びている。

  中国は新型コロナの発生源の解明を進めようとする取り組みにも協力せず、世界保健機関(WHO)の専門家を武漢に入れないようにし、独立調査も拒否した。

原題:China’s Top Diplomat Suggests Global Outbreaks Caused Pandemic(抜粋)

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