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米大統領選の結果認定拒否には同調せず、共和党議員の表明相次ぐ

更新日時
  • 結果認定の連邦議会手続き、クルーズ氏ら上院議員11人が拒否へ
  • 「危険な前例」となり得ると下院共和党ナンバー3

米大統領選の選挙人投票結果を認定する連邦議会手続きに共和党の上院議員十数人が反対する意向を示したことについて、トランプ大統領は歓迎したが、他の共和党議員からはそうした取り組みを批判する発言が相次いだ。

  下院共和党のナンバー3であるチェイニー議員(ワイオミング州)は同僚へのメモで、大統領選出で憲法に明記されている州の責務を奪って連邦議会に与えようとする試みは「危険な前例」となり得ると指摘した。

  クルーズ議員(テキサス州)ら11人の共和党上院議員のグループは2日、民主党のバイデン前副大統領が勝利した幾つかの州での票集計を直ちに調査する委員会の設置を求めたが、トランプ氏に近いグラム上院議員(サウスカロライナ州)は3日、「実現する可能性はゼロだ」と指摘。「効果的な是正策というより政治的な手口のように見える」とコメントした。

  ロムニー(ユタ州)、マカウスキ(アラスカ州)、トゥーミー(ペンシルベニア州)の共和党上院議員3人も2日、クルーズ議員らのグループを厳しく批判。これにコリンズ上院議員(メーン州)も加わった。シェルビー(アラバマ州)、ブラント(ミズーリ州)両上院議員も3日、同提案を支持しないと表明した。

  一方、トランプ大統領はクルーズ議員らの動きを一連のツイートで称賛。さらに、6日にワシントンで行われる「抗議集会」への参加を支持者に呼び掛けた。この集会には少なくとも数千人が集まると予想されている。昨年の大統領選以降、トランプ氏支持者による集会がワシントンで2回行われ、散発的な暴力行為が見られた。

  選挙人投票は昨年12月14日に行われ、バイデン氏が過半数を獲得して勝利が確定した。連邦議会は合衆国憲法に従い、1月6日の上下両院合同会議で選挙人の投票結果を正式に集計し、バイデン氏勝利を認定する形式的な手続きを行う。

Senate Judiciary Confirmation Hearing For Supreme Court Nominee Amy Coney Barrett

共和党のクルーズ上院議員

  クルーズ議員率いるグループは2日、完全な認定を延期し、不正が行われたとされる主張について10日間の調査実施を求めた。選挙結果を巡ってトランプ大統領が提起した訴訟は、裁判所で繰り返し退けられている。

  同グループは声明で、調査委員会が設置されない限り、疑惑のある州の選挙人は合法的に認定されていないと見なして「われわれは1月6日の投票で拒否する意向だ」とした。

  共和党のマコネル上院院内総務は3日、「これら全てについては6日に対処することになる」と記者団に語り、さらなるコメントは控えた。マコネル氏は先週、選挙結果に反対しないよう党員に呼び掛けていた。

  上院議事運営委員会の民主党筆頭理事であるクロブシャー議員(ミネソタ州)は、「有権者の意思を覆そうと試みる」要求だと非難。こうした「宣伝行為」が20日のバイデン氏の大統領就任を妨げることはないと表明した。

原題:More Republicans Slam Effort to Disrupt Biden Certification (1)(抜粋)

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