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米景気回復、数百万人の「病欠」がブレーキに-コロナ禍で2倍に増加

  • 病気理由の欠勤者は高止まり続く、11月も180万人
  • 労働者の欠勤がサプライチェーンを混乱させる-バークレイズ

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で失業者数が急増する中で、ほぼ見過ごされてきた重要な問題が米労働市場にもう一つある。2020年は病気を理由にした欠勤が記録的な数に上ったということだ。

  新型コロナに自分が感染した、あるいは感染の不安がある、感染した誰かの世話をする必要があるなどの理由で、仕事を休んだ労働者の数はパンデミックの間に2倍に増加した。

  4月にピークを付けて以来着実に低下を続ける失業率とは異なり、欠勤率は高止まりしている。米労働省のデータによると、病気を理由にした欠勤は11月に約180万人で、過去最多だった4月の200万人にほぼ並ぶ。

Sidelined by Sickness

Record numbers of U.S. workers have been absent because of illness

Source: U.S. Labor Department

With job but not at work because of illness, age 16+, not seasonally adjusted

  この失われた労働が、景気回復にブレーキをかけている。バークレイズの米国担当チーフエコノミスト、マイケル・ゲーペン氏は、ワクチンの普及で4-6月(第2四半期)までに欠勤率が低下し始める可能性があるとしつつ、それまでは労働者の欠勤がサプライチェーンを混乱させるだろうと語った。

  欠勤が「労働力不足や物価上昇につながり、生産をいっそう抑制する可能性がある」とゲーペン氏は指摘した。

  米国は週間の新規感染者が約150万人、死者数は記録的なペースに上る。21年の早い時期など、当分の間は高水準の欠勤が続く可能性がある。

U.S. job openings in manufacturing are at their highest level on record

原題:
Millions of Americans Are Calling in Sick, Stunting the Recovery(抜粋)

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