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ECBのM&A促進案に一部加盟国が反対-金融統合にマイナスの恐れ

欧州中央銀行(ECB)は、慢性的に採算の取れない域内の銀行について合併をより容易にするよう働き掛けているが、一部加盟国の監督当局はこの動きに反対し、高官の1人はECBの案が裏目に出て金融システムの統合にマイナスとなる恐れがあると警告している。

  ECB銀行監督委員会のエンリア委員長は、ある国で調達した資金を別な国で貸し出せるよう銀行にさらなる裁量を与える案を示しているが、ベルギー国立銀行(中銀)でディレクターを務めるトム・デュシェヌ氏は、資金移動後に銀行で問題が生じた場合、納税者に負担が及ぶ可能性があると指摘した。

ECB銀行監督委員長の業界M&A促進案、内部で早くも抵抗-関係者

  銀行監督委のメンバーでもあるデュシェヌ氏は先週のインタビューで、ECBが銀行に自由な流動資金の移動を認めれば、銀行が資金を移動した後に危機が発生した際に各国の預金保険システムが後始末を強いられるというリスクが生じると指摘。「M&A(合併・買収)取引を促進させるのは当局の仕事ではない」と述べた。

原題:Europe Urged to Keep Firebreaks Banks Blame for Blocking M&A (1)(抜粋)

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