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債券先物は小幅安、年明けの需給警戒感が重し-円高傾向で下値限定

更新日時

大納会の債券市場では先物相場が小幅安。年明けに10年債と30年債の入札を控えているほか、日本銀行が月間買い入れ予定で残存1年超3年以下の減額が示されたことから、需給警戒感から売り圧力が掛かった。一方、東京外国為替市場でドル・円相場が円高傾向となる中、下値は限定的となった。

  • 長期国債先物3月物の終値は前日比3銭安の151円92銭。夜間取引の堅調地合いを引き継いで買いが先行し、いったん151円98銭まで上昇。その後は上値の重い展開となり、一時151円90銭まで下落した
  • 新発2年債利回りは一時マイナス0.12%と、11月4日以来の高水準
  • 新発5年債利回りはマイナス0.11%、新発30年債利回りは一時0.65%と、それぞれ7日以来の水準に上昇
  • 新発10年債利回りは横ばいの0.02%

市場関係者の見方

SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト

  • 参加者が少ない中で、来週以降の入札に対する警戒感から売りが優勢
  • 1月は40年債の入札も予定されており、やや長いところの上値が重い
  • 日銀が1月の長国買い入れ予定で残存1-3年の減額方向を示したこともそれなりにインパクトがあり、金利低下圧力は弱まっていくとみられる

パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長

  • 来週には入札が控えている上、海外勢の売りがあるのかもしれない
  • 一方、米追加経済対策の個人給付金増額には強硬な反対もあり、米長期金利の上昇も現状は限定
  • ドル・円相場が水準を切り下げており、年末年始の薄いマーケットで仕掛け的な動きが出る可能性が懸念され、債券の売り持ち高解消につながりやすい面もある

背景

  • 財務省は1月6日に10年債入札、8日に30年債入札を実施
  • 5日には残存1-3年、3ー5年、5-10年対象の日銀買いオペが実施される予定
  • ドル・円相場は一時1ドル=103円26銭と、21日以来の水準まで円高が進行

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.125%-0.110%0.020%0.395%0.640%不成立
前日比横ばい+0.5bp横ばい-0.5bp-0.5bp
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