ゴールドマン、急成長エシュロンに出資-家庭用フィットネスに着目
Gillian Tan米ゴールドマン・サックス・グループは家庭用フィットネス器具を製造・販売するエシュロン・フィットネスへの6500万ドル(約67億4000万円)規模のファイナンスを主導している。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を背景に自宅で運動する人が増える中、同行を含む投資家はエシュロンの支配権を手にする。
テネシー州チャタヌーガに本社を置くエシュロンは、ペロトン・インタラクティブやルルレモン・アスレティカ傘下のミラー、トーナル、テンポ、アイコン・ヘルス&フィットネスのノルディックトラックなど、「コネクテッドフィットネス」関連企業と競合する。テクノロジーを利用したトレッドミルやエクササイズ用ボートこぎ機器、自転車といったエシュロンの製品は大半のライバル製品と比べて割安だ。

エシュロンの「EX3バイク」
ゴールドマンはマーチャントバンキング部門の一部であるGSグロースを通じてエシュロンに出資した。パイパー・サンドラーがエシュロンに今回の資金調達に関して助言し、ノース・キャッスル・パートナーズも資金を入れることになった。ゴールドマンとノース・キャッスルはエシュロンの支配権を握ることになる。
エシュロンの売上高は2020年に500%超急増して1億ドルを超えた。同社はアプリを通じてライブとオンデマンド両方のクラスを提供しており、ユーザーは10万人を超える。
原題:
Goldman Invests in Echelon in Bet on At-Home Fitness Amid Covid(抜粋)