, コンテンツにスキップする

ボラティリティー市場が警戒-米上院選ジョージア州2議席予断許さず

  • 「選挙の重要性をいくら強調しても言い過ぎではない」とカウエン
  • ボラティリティー先物は市場の混乱を巡る懸念の高まりを示唆

投資家は混乱の年となった2020年が終わったと考える状態にはまだない。来年1月5日に予定される米上院選の決選投票という懸念すべきリスクイベントが残っている。

  上院選のジョージア州2議席を争う決選投票で、共和党が上院で過半数を維持するかどうか決まる。11月3日の選挙日前後に見られたヘッジほど顕著ではないが、オプションとボラティリティー先物は、予想される市場の混乱を巡る懸念の高まりを示唆している。

  11月の投票前は、民主党の大統領候補が当選し、上下両院も同党が制することが米国株にとって最も強気の結果の一つと多くの人が考えていた。しかし、その後は議会のねじれ継続の可能性を市場がますます心地よく感じている様子が示された。ねじれという背景が大きなリターンを生んできた過去のパターンも存在する。

  共和党現職のデービッド・パーデュー氏とケリー・ロフラー氏が、民主党候補のジョン・オソフ氏およびラファエル・ウォーノック氏と議席を争う決選投票に対する注目と、その後の混乱に備えるヘッジ需要は、バイデン政権発足を控えたポジション設定を巡る投資家の不安が主な原因だ。

  カウエンのアナリスト、クリス・クルーガー氏は「2021年の財政・税制・規制政策の規模とスピードを占う意味で、これらの選挙の重要性をいくら強調しても言い過ぎではない」と21日のリポートで指摘した。

  USバンク・ウェルス・マネジメントのアセント・プライベート・ウェルス・グループのストラテジスト、トム・ヘインリン氏は「いずれの議席も接戦で予断を許さない」とした上で、民主党が2議席を獲得した場合、「短期的な市場の変動もあり得る」と分析した。

  エバコアISIのストラテジストらによれば、上院選の決選投票の影響で、シカゴ・オプション取引所(CBOE)ボラティリティー指数(VIX)先物のカーブは、11月の選挙前と同様に「著しいスティープ化」が続いているという。

relates to ボラティリティー市場が警戒-米上院選ジョージア州2議席予断許さず

12月23日時点のVIX先物のカーブ

  LPLファイナンシャルのチーフマーケットストラテジスト、ライアン・デトリック氏は、市場関係者の多くは共和党候補が両方の議席を維持すると考えており、サプライズがあれば「前提が崩れる恐れがある」との見方を示した。

relates to ボラティリティー市場が警戒-米上院選ジョージア州2議席予断許さず

出典:LPLリサーチ

原題:
Volatility Market Braced for ‘Too Close to Call’ Georgia Runoffs(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE