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米長期金利、1%が再び視野に-上院決選投票と18兆円国債入札に注目

  • 上院選の決選投票で2議席を民主党が確保すれば1%到達の可能性も
  • 注視すべき利回りの水準は0.973%前後とシティのストラテジスト

今週の大量の国債入札と年明けに予定される上院選決選投票の結果を受け、米国の10年国債利回りが1%に達するかどうかに国債トレーダーが再び注目している。

  10年国債利回りは、23日に0.971%に達した。英国と欧州連合(EU)との通商交渉の妥結見通しが強まり、債券に手じまい売りが出た。

  年末年始で流動性が低下する中で、今週は総額1760億ドル(約18兆2000億円)の記録的な額の国債入札が予定され、来年1月5日には上院選のジョージア州2議席を確定するために決選投票が行われる。これらの大きな要因が米国債の魅力を低下させ、利回りが上昇する可能性がある。

  10年国債利回りは今月に入りおおむね上昇傾向にあるが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の初期段階で付けた1%の水準を上抜けるには至っていない。

  民主党は米景気の足元を確かにする財政刺激の実行により前向きと考えられ、上院選でジョージア州2議席を同党が確保し、議会の主導権を握ることになれば、10年国債利回りの上限が取り払われることもあり得る。

  グローバルト・インベストメンツのシニアポートフォリオマネジャー、トム・マーティン氏は上院選の決選投票の結果について、「その方向の動きを強める可能性はあるが、1%は大きな抵抗線だ。ジョージアが注目すべき次の大きなニュースアイテムになる」と指摘した。

  一方、シティグループの金利ストラテジスト、ウィリアム・オドネル氏は、10年国債利回りの注視すべき重要水準が0.973%前後との見方を示した。

Ten-year Treasury yield moved toward 1% on Brexit progress

原題:Bond Traders Close Out Chaotic Year With Key 1% Level in Sight(抜粋)

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