日本株は上昇、トランプ米大統領が経済対策署名ー電機・機械高い
伊藤小巻-
トランプ米大統領、経済対策法案と歳出法案に署名
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全ての国・地域からの新規入国を拒否、28日から1月末まで-政府

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28日の東京株式相場は上昇。米追加経済対策法案にトランプ米大統領が署名したことで混乱への懸念や景気不安が和らぎ、電機、機械、医薬品、陸運などが買われた。
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<きょうのポイント>
JPモルガン・アセット・マネジメントの前川将吾グローバル・マーケット・ストラテジストはトランプ米大統領による追加景気対策法案署名について「過度な心配がされていたわけではないが、不安視されていた懸念が解消された」と指摘。「今後、コロナの影響により消費関連などで悪い経済指標が出てくる可能性があるが、追加経済対策が打たれるということで悪い材料を打ち返していける」と話した。
先週末は海外市場が休場で材料が乏しいなか、日本株は小幅に上昇して始まった。午前に上げ幅を一時縮小させたが、トランプ米大統領の経済対策署名が明らかになると、米S&P500種Eミニ先物の上昇とともに取引開始の水準を上回った。
三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジストは、「基本的には株式市場にとっては金余り相場で心地よい環境が続くとは思うが、引き続きコロナの感染がどの程度広がっていくか注意が必要」と話した。
- 東証33業種では、その他金融業、電機、陸運、電気・ガスが上昇
- 海運、空運、鉱業、倉庫・運輸は下落
