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米議会共和党、今週は重大な局面-国防権限法案と追加経済対策法案で

  • トランプ大統領は国防権限法案を拒否、経済対策法案も署名せず
  • 両法案ともに上下両院を通過済み、28日深夜には暫定予算も切れる

米議会共和党は今週、上下両院を通過したもののトランプ大統領が批判を繰り広げている2つの重要法案を巡り、重大な局面を迎える。

  その一つはトランプ氏が23日に拒否権を行使した7405億ドル(約76兆6000億円)規模の国防権限法案だ。上下両院でそれぞれ3分の2以上の多数で可決されていた同法案について、フェイスブックやツイッターなどソーシャルメディア企業の免責を撤廃する文言を盛り込むよう求めていた大統領は26日、「大手テクノロジー企業を抑制しないまま、この法案の茶番が成立するのを傍観するわけにはいかない」とツイート。これら企業がユーザーが投稿したコンテンツに法的責任を負わなくて済む通信品位法「230条を今すぐ終わらせろ」と続けた。

  民主党のペロシ下院議長はトランプ氏の拒否権を覆すための採決を今週行う意向を表明済みで、下院の動きを見てからマコネル共和党上院院内総務は上院の指針を示す予定だ。

トランプ氏、国防権限法案に拒否権行使-来週覆すと下院議長

  もう1本は、新型コロナウイルス禍に対応する約9000億ドル規模の追加経済対策法案と1兆4000億ドル規模の歳出法案を合わせた計2兆3000億ドル規模の包括案。トランプ氏は「無駄な」費用にあふれている一方で国民への直接給付額が不十分だなどと繰り返し批判している。

Pandemic Relief Deal Near As Lawmakers End Fed Impasse

ペロシ下院議長

トランプ大統領、議会通過の経済対策法案に署名しない可能性示唆

  米下院民主党は個人給付額を600ドルから2000ドルに引き上げる案を示したが、下院共和党は24日にこれを阻止。民主党は28日、2000ドルを大半の米国民に支給するための新たな法案を採決に付す予定だ。

Congress Poised For Vote On $900 Billion Pandemic Relief Plan

マコネル共和党上院院内総務

写真家:オリバー・コントレラス/ブルームバーグ

ペロシ米下院議長、2000ドルの給付目指し28日に新法案採決の構え

  28日深夜には現行の暫定予算が切れるため、別の暫定予算案が採決される可能性もある。同案が上院を通過しトランプ氏が署名すれば政府閉鎖は免れるが、21日に上下両院で可決された追加経済対策・歳出法案をトランプ氏が承認するかはいまだ不明。

  マコネル共和党上院院内総務のポップ報道官はトランプ氏が求める個人給付額引き上げと民主党のペロシ下院議長がその実施を追求する計画についての質問に返答しなかった。

原題:
McConnell, GOP Face Splits With Trump Over Defense, Relief (2)(抜粋)

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