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中国シノバックのワクチン、正確な有効率分からず-国外での臨床試験

  • ブラジルとトルコ、インドネシア、チリで第3相臨床試験を実施
  • 各試験はおおむね独立して行われ、統一基準は適用されず-関係者

中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)が開発した新型コロナウイルスワクチンが、ブラジルとトルコでの臨床試験で異なる結果を示した。有効率が90%を超えたのかどうかまだはっきりしていない。

  シノバックはブラジルとトルコ、インドネシア、チリで実施された第3相臨床試験の結果をまとめている。それぞれの試験はおおむね独立して行われ、統一基準ではなくそれぞれ異なるプロトコル(実施計画書)に従って実施されたという。事情に詳しい関係者が非公表のデータだとして匿名を条件に述べた。

  ブラジルの研究者らは今週、シノバック製ワクチンの有効率が臨床試験で50%を超えたことが分かったとだけ説明し、全面的な情報の公表を遅らせた。サンパウロ州のゴリンスタイン保健長官は24日になって同ワクチンの「有効率が90%に達しなかった」ことを明らかにした。米ファイザーや米モデルナがそれぞれ開発したワクチンの有効率は90%を超えていた。

  一方、トルコはシノバックのワクチンが臨床試験で91.25%の有効率(推定値)を示したと発表。ただ関係者は、わずか29例を基にした試験で、同ワクチンの効果について決定的な結論を出すには不十分だと考えられていると説明。今後も試験が続けられると話した。

  シノバックの広報担当者は有効率に関する質問に関してコメントを控えた。

原題:China Shot’s Efficacy Uncertain After Brazil, Turkey Results(抜粋)

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