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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
cojp

重力に逆らう米株市場、21年は実のある根拠も-企業の利益予想が改善

  • アナリストはS&P500企業の21年EPS予想を10週連続で引き上げ
  • 利益予想を上方修正した企業の数は少なくとも過去10年で最多水準

2020年を通じて投資家の楽観論に総じて支えられてきた米株市場は来年、企業の業績回復という一段と具体的な強材料を得られそうだ。

  米金融緩和、新型コロナウイルスワクチンの登場、個人投資家の積極姿勢などが引き続き株高の中心的要因ではあるが、来年の企業利益見通しに改善の兆しが見えてきたことも、より大きな下支え材料になっているとみられる。アナリストらは10週連続で来年の1株当たり利益(EPS)の見通しを引き上げている。

  ブルームバーグ・インテリジェンスの集計によると、10-12月(第4四半期)の利益予想を発表したS&P500種株価指数採用企業のうち、上方修正を行った会社は半数余りに上る。これは、少なくとも過去10年で最も多い水準だ。

  CIBCプライベート・ウェルス・マネジメントのデービッド・ドナベディアン最高投資責任者(CIO)は「暗い冬が終わって21年が進むにつれて、上向きな経済と企業業績を見込んだリスクを取れるという圧倒的コンセンサスが株式と債券の両市場にある」と述べた。

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10-12月期のガイダンス変更全体に占める上方修正の割合

  アナリスト予想と企業の利益見通しの改善は来年の株高を約束するわけではないが、S&P500種が再び上昇に転じた3月以降、投資家が期待してきた展開だ。とりわけ、ドットコムバブル終盤以来の高水準となっている株式市場のバリュエーションを正常化するには、見通しに沿うような企業利益の改善が必要になる。

  ウォール街の現在のコンセンサスでは、来年のS&P500種採用企業のEPSは167ドルと予想されている。これは新型コロナ禍の影響を懸念してアナリストが予想を引き下げた4月以降で最も楽観的な見通し。7月の予想(同159ドル)からは5%の引き上げとなる。

S&P 500 has gained about 14% this year

原題:
Gravity-Defying Market Finds Rationale in Bullish Profit Views(抜粋)

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