, コンテンツにスキップする

かんぽ生命、3000億円規模の自社株買い年内決定見送り-関係者

更新日時
  • 自社株買いを決定した場合は速やかに公表-増田日本郵政社長
  • 事前報道受けて株価が一時1割以上値上がり、必要資金膨らむ

かんぽ生命は、検討している大規模な自社株買いについて、年内の決定を見送った。事情に詳しい複数の関係者が25日、明らかにした。

  かんぽ生命は、郵政民営化法による「上乗せ規制」を解消する方針を固め、早ければ12月中の取締役会で約3000億円規模の自社株買いを決議する計画だった。関係者によると、かんぽ生命の取締役会は23日に開催されたが決議を見送った。

  日本郵政の増田寛也社長は25日午後の定例会見で、かんぽ生命の自社株買いについて問われ、これまでも株式の市場売却や自社株買いを実施したとした上で、「決定した場合は速やかに公表する」と述べるにとどめた。

  日本郵政の出資比率が50%を切る水準に引き下がれば、新商品発売などの新規事業が認可制から事前届け出制に移行される。増田社長は会見で、「かんぽ商品のラインアップをより充実させることが必要」とし、届け出制になれば新商品を市場に投入するスピードは縮まるとメリットを語った。

  自社株買いを巡る事前報道を受け、かんぽ生命株は一時1割以上値上がりし、必要な買収資金が膨らむ恐れが出ていた。ブルームバーグは16日、かんぽ生命の自社株買い計画を報じた

  朝日新聞は25日、かんぽ生命が年内の自社株買いの決定を見送ったと先んじて報道。かんぽ生命の株価の同日終値は前日比1.3%安の2028円。かんぽ生命の広報担当は、資本政策と株主還元策の充実について恒常的に検討しているが、現在において決定した事実はないとコメントしていた。

(増田日本郵政社長の会見を加えて記事を更新します)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE