超長期債は下落、日銀オペ結果が重し-1月オペ予定に警戒感との声も
三浦和美
更新日時
債券市場では超長期債が下落した。日本銀行が実施した国債買い入れオペで超長期ゾーンの売り需要の強さが示されたほか、週明けに発表される1月のオペ計画で超長期債買い入れ減額への警戒感を指摘する声も聞かれた。
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市場関係者の見方
SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト
- 日銀オペの結果を受けてやや警戒感が出たほか、年末年始でポジションをいったん軽くする動きもあった
- 28日発表のオペ月間予定で残存期間10年超25年以下の減額が警戒されている面もある
- 来年3月に予定されている日銀の政策点検を巡って、10年超のゾーンについて何らかの修正を加えるリスクも少し頭の片隅にある
日銀オペ
- 対象は残存3年超5年以下、5年超10年以下、10年超25年以下、25年超。買い入れ額は各ゾーンで前回から据え置き
- 応札倍率は10年超25年以下が5.71倍と2月以来の高水準、25年超は5.45倍と前回から上昇。一方、3年超5年以下、5年超10年以下は低下
- 備考:国債買い切りオペ一覧
新発国債利回り(午後3時時点)
2年債 | 5年債 | 10年債 | 20年債 | 30年債 | 40年債 | |
-0.130% | -0.115% | 0.015% | 0.390% | 0.635% | 0.675% | |
前日比 | 横ばい | +0.5bp | 横ばい | +0.5bp | +1.5bp | +1.0bp |
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