, コンテンツにスキップする

英EU通商合意でポンド上昇、2018年水準が天井か-弱材料すでに意識

  • 合意はほぼ織り込み済み、厳しい経済見通しや新型コロナに注目移る
  • 「いまや上値余地は極めてわずか」-RBCヨーロッパのコール氏

英国と欧州連合(EU)が通商協定で歴史的な大枠合意を成立させてからまだ間もないが、ポンド相場の上昇見通しについて現実的な分析が始まっている。

  大方のコンセンサスは、楽観の多くはすでに相場に織り込み済み、というものだ。ポンドは6月末から9%余り上昇し、今後1年の下落をヘッジする相対コストは3月以来の低水準にある。

  通商協定の内容がいかなるものであれ投資家は限界があると認識しており、今後については新型コロナウイルス封じ込めのための一段の制限や、英国の厳しい経済見通しに目を向けている。

  クレディ・アグリコルによると、英国とEUが24日に通商協定を最終決着させれば、ポンドは恐らく1.37ドルまで上昇する。2018年3月以来の高水準となるが、24日これまでの日中高値からは1%弱の上昇にすぎない。

  カナディアン・インペリアル・バンク・オブ・コマース(CIBC)はポンドが1.3715ドルを付ける可能性があるとみているが、上昇した場面での売りを推奨している。

  RBCヨーロッパの為替戦略責任者を務めるアダム・コール氏は、「いまや上値余地は極めてわずかだ」と発言。「ブックメーカーのオッズを参考に見てみると、英国とEUが合意を成立させる可能性は週末に50%だったが、23日には90%に上昇した。従って、合意を材料にしたリプライシングはほぼ完了したと考えている」と述べた。

Options price out tail risks and pound's long-term outlook is less bearish

原題:
Pound Rally Seen Capped to 2018 Level on a Brexit Trade Deal(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE