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クリスマスでも救われず、米国のジェット燃料市場の低迷は持続へ

  • 週末の空港の客足は3日連続1日100万人超え、1年前の半分弱
  • 米国内ジェット燃料需要は4月以来の高水準でも前年同期の半分

米国のクリスマス休暇を前に航空旅行が急増しても、ジェット燃料の需要が直ちに完全に回復する可能性は低い。

  先週末の空港の客足は3日連続で1日100万人を超え、新型コロナウイルス感染が拡大する前の3月以来の高水準だった。ただ、1年前のこの時期に比べると半分未満にとどまり、大方の見立てでは回復が最も遅れると見込まれるジェット燃料市場にとって幸先が良いとは言えない。

  ジェット燃料と原油の価格差は、製油所が生産によってどれだけ稼げるかの大まかな目安で、1バレル当たり8ドルに上昇した。新型コロナのパンデミック(世界的大流行)によりほとんどの便が運休となって以降では最高水準だが、1年前の約21ドルを大きく下回る。

  ブルームバーグ・インテリジェンスの石油アナリスト、ブレット・ギブス氏は、客足は「昨年よりも約63%少ない」と述べ、「早くても大量のワクチンが入手可能になる2021年後半まで需要の大幅回復は見込めない」と予想した。

Sharp Descent

Jet fuel demand is about half of normal for this time of year

U.S. Energy Information Administration

  同様に、米国内ジェット燃料需要は4月以来の高水準にあることが米政府のデータに示されているが、それでも昨年の同時期の半分にすぎない。

  世界的には、ジェット燃料市場の回復はまだら模様だ。中国は1年前よりも国内線で10%の増便を予定しているが、他の地域は大きく後れを取っており、ジェット燃料消費の足かせとなっている。

原題:
Not Even Christmas Can Save a Battered Market for U.S. Jet Fuel(抜粋)

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