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12月23日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:株反発、経済対策巡る動きで終盤失速-ポンド急伸

  23日の米株式市場では、追加経済対策法案を巡る不透明感が意識される中、S&P500種株価指数とダウ工業株30種平均が反発した。

  • 米国株はS&Pとダウが上昇-経済対策の行方を意識
  • 米国債は反落、10年債利回り0.94%
  • ポンド急伸、英EU通商交渉が大枠合意-ドルは安い
  • NY原油、約2週間ぶりの大幅高-米在庫減少を好感
  • NY金は反発、ドル安背景に-米経済対策法案の成立は不透明

  S&P500種は経済対策を巡る動向を受けて終盤に失速したものの、4営業日ぶりにプラス圏を確保。ナスダック総合指数とラッセル2000指数はザラ場の最高値を更新した。議会を通過した追加経済対策法案はトランプ大統領が修正を求め、成立が再び不透明となった。トランプ氏は国民への直接給付を1人当たり600ドルから2000ドルに増額するよう求めている。

  S&P500種は前日比0.1%高の3690.01。ダウ平均は114.32ドル(0.4%)高の30129.83ドル。ナスダック総合は0.3%下げて取引を終了した。

  Eトレード・ファイナンシャルのトレーディング・投資商品担当マネジングディレクター、クリス・ラーキン氏は「総じて市場は個々のマクロイベントに関し、より前向きな強気論を重視し続けているようだ」と指摘。市場はトランプ氏の直接給付増額要求で「経済対策法が成立しない可能性を受け流し、逆にこれが個人向け給付金が増えるきっかけになると受け止めている」と述べた。

  米国債は下落。欧州連合(EU)と英国が自由貿易協定(FTA)締結交渉で大枠合意したと伝わったあと、ベアスティープ化した。ニューヨーク時間午後4時58分現在、10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.94%。

  外国為替市場ではポンドが急伸。英EU通商交渉が大枠合意に至ったとの報道に反応した。世界的な株高・商品高を背景に、ドルは全面安。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.4%低下。クリスマス休暇を控えたポジション調整もあり、4営業日ぶりに下げた。ドルは対円では0.1%安の1ドル=103円55銭。ユーロは対ドルで0.2%高の1ユーロ=1.2187ドル。ポンドはドルに対し1.1%高の1ポンド=1.3502ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は反発し、ほぼ2週間ぶりの大幅高。米エネルギー情報局(EIA)の週間統計で原油在庫が減少し、需給を巡る楽観が広がった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は1.10ドル(2.3%)高の1バレル=48.12ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は1.12ドル高の51.20ドル。

  ニューヨーク金先物相場は4営業日ぶりに反発。ドルの下落が背景にある。米追加経済対策法案はトランプ大統領が修正を求め、行方が再び不透明となった。コロナ変異種の急速な拡大を受けた当局の対応も意識された。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.4%高の1オンス=1878.10ドルで終了。

原題:Stocks Snap 3-Day Losing Streak; Pound Strengthens: Markets Wrap(抜粋)

Treasuries Follow Gilts Lower as Outline of Brexit Deal Reached(抜粋)

Pound Gains on Brexit Outline; Dollar Broadly Lower: Inside G-10(抜粋)

Oil Rallies Along With Equities as U.S. Crude Stockpiles Decline(抜粋)

Gold Rebounds From Three-Day Drop on U.S. Aid, Virus Variant(抜粋)

◎欧州市況:株は続伸、英国債は大幅下落-英EUが大枠合意と報道

  23日の欧州株は続伸。英国と欧州連合(EU)が歴史的な通商合意に近づいているとの楽観が相場の上昇を後押しした。

  ストックス欧州600指数は1.1%高で終了。旅行や銀行、エネルギー株が大きく上昇した。英国の内需関連の中型株を中心としたFTSE250指数は1.7%高と急伸し、2月26日以来の高値。英国とEUが通商協定の大枠で合意したと、事情に詳しい複数の当局者が明らかにした。これを材料にポンドが上昇し、ポンド高が重しとなったFTSE100指数は0.7%の上昇にとどまった。

  欧州債市場では、英国債の利回り曲線がベアスティープ化。英国とEUが通商協定の大枠で合意したと報じられ安全資産として買っていた投資家が巻き戻したため、英国債利回りは5年債から50年債まで3月以来の大幅上昇となった。

  英10年債利回りは一時13ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.31%と、今月7日以来の高水準。短期金融市場が織り込む英イングランド銀行の次回0.1ポイント利下げの時期は2022年3月と、前日の21年11月から後ずれした。

  ドイツ債の利回り曲線もベアスティープ化したが、英国債を6bpアウトパフォームした。安全投資の巻き戻しが進むにつれ、イタリア債は下げを縮小。イタリア債とドイツ債のスプレッドは2bp縮小して113bpとなった。

  ドイツ10年債利回りは5bp上昇してマイナス0.55%、フランス10年債利回りは4bp上昇してマイナス0.31%。イタリア10年債は3bp上昇して0.58%。

原題:
European Stocks Jump as Brexit Deal Optimism Boosts U.K. Shares(抜粋)

Gilts Slide as Brexit Outline Deal Reached: End-of-Day Curves(抜粋)

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