, コンテンツにスキップする

バンガードのグローバルETF、1246日間資金流出なし-驚きの安定性

  • 2011年の取引開始以降、資金が純流出となったのはわずか4日
  • VXUSには今年156億ドルが純流入、米株式ETFでは4番目

1日を始める前に押さえておきたい世界のニュースを毎朝お届け。ブルームバーグのニュースレターへの登録はこちら。

株式市場は過去3年間、貿易関係の悪化、経済の波乱、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に翻弄(ほんろう)されてきたが、この間を通じて投資家はバンガード・グループ最大の上場投資信託(ETF)から資金を引き揚げなかった。

  ブルームバーグが集計したデータによれば、370億ドル(約3兆8300億円)規模のバンガード・トータル・インターナショナル・ストック・インデックスファンド(VXUS)からは2017年7月25日以来、資金流出がない。米国を除く世界の株式に投資するこのETFは2011年の取引開始以降、資金が純流出となったのはわずか4日。ブルームバーグ・インテリジェンスによると、そのうち1日はリバランシングのフローによるもので翌営業日には資金が戻った。

  この驚くべき安定性は、ファイナンシャルアドバイザーや長期投資家を中心とするバンガード顧客の特徴である「バイ・アンド・ホールド」の思考を象徴していると、CFRAリサーチのトッド・ローゼンブルース氏は指摘する。低料金で知られるバンガードは、株式市場が過去最速での弱気相場入りから回復した2020年にファンドへの純流入は細ったものの、5兆3000億ドル規模のETF市場で競合他社を圧倒した。

  ローゼンブルース氏は「バンガードのETFへの投資家は辛抱強く、エクスポージャーをゆっくり増やす傾向がある」とした上で、同社ETFは戦術的な投資のために使われることがなく、資金流出があまりないことも指摘した。

  VXUSには今年これまでに156億ドルが純流入し、米国の株式ETFの中で4番目。11月には米ファイザーと独ビオンテックが開発した新型コロナワクチンの有望な試験結果が発表された後、1日で4億5900万ドルが流入したこともあった。株式相場が底を打った3月から約60%上昇している。

VXUS has seen remarkably steady inflows since 2011 launch

原題:
It’s Been 1,246 Days Since Vanguard’s Global ETF Had an Outflow(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE