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ヘッジファンドに人気のキャリー取引、2012年以降で最高のリターンへ

  • 10-12月にドルを使って新興国通貨を購入する取引が奏功している
  • 来年は新興国通貨のアウトパフォーマンスが明確になるーインベスコ

ヘッジファンドに人気の為替戦略であるキャリー取引は、10ー12月(第4四半期)に四半期ベースでここ8年で最高のリターンとなる見通しだ。投資家は2021年にもさらにリターンが得られると予想している。

  新興国8通貨に投資するキャリー取引を追跡するブルームバーグの指数によると、9月末以降のリターンはプラス6.7%。このままいけば12年1ー3月(第1四半期)以来の高い水準となる。ブルームバーグ集計のデータによると、ドルを使って南アフリカ・ランドを購入する取引の9月末以降のリターンはプラス15%、コロンビア・ペソを買う取引のリターンはプラス11%。

Carry-trade strategies have gotten a boost from recent dollar weakening

  この戦略の成功の主な理由は、ドル下落と米国の借り入れコスト低下だ。米金融当局が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴う経済的影響に利下げや資産購入で対応すると決定したことを受け、ドルは3月のピークから約13%下落。キャリー取引の資金調達通貨として選好されるようになった。

  ドル下落の継続を受け、ドル安観測が行き過ぎとの懸念が高まっているもの、ウォール街はほぼ満場一致で21年の一段安を予測しており、資産運用者は依然としてドルを調達通貨としたキャリー取引が奏功すると見込んでいる。

  インベスコの戦術的資産配分ソリューション責任者アレッシオ・デロンジス氏は、来年は「新興国市場の通貨と株式のアウトパフォーマンスが明確になるはずだ」と指摘。同氏はインド・ルピーとコロンビア・ペソを購入している。

原題:
Beloved Hedge-Fund Trade Delivers Best FX Returns Since 2012(抜粋)

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