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ドル・円は103円台半ば、過度なリスク回避一服でドル総じて弱含み

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=103円台半ばでじり安。新型コロナウイルス変異種の感染拡大を受けた過度なリスク回避の動きが一服し、ドルが全般的に弱含んだ。ただ、米国で追加経済対策法案の成立が遅れる可能性も浮上するなど先行き不透明感が根強く、ドルの下値は限られた。

  • ドル・円は午後3時18分現在、前日比0.2%安の103円45銭。103円65銭を日中高値に一時は103円43銭まで軟化
  • ブルームバーグ・ドルスポット指数は0.2%安。前日はリスク回避で0.6%上昇
ドルスポット指数は上昇一服

市場関係者の見方

大和証券の石月幸雄シニア為替ストラテジスト

  • 新型コロナの変異種については、材料的には一巡したかなという印象
  • 今はドルが主体。リスクオフなら円が買われる、リスクオンなら円が売られるという相場でもない
  • ドル・円は先週102円台に突っ込むも下に走らず、下値の固さも意識されるが、週初に103円後半までいった後の揺り戻しも大きかったので、上値を積極的に買うこともないだろう

ソニーフィナンシャルホールディングスの石川久美子為替アナリスト

  • トランプ米大統領の追加経済対策法案の修正要求を受けていったんドル買いに振れたがすぐに収まり、米国勢も寝ている最中で様子を見たいというところ
  • コロナ変異種も英国と欧州連合(EU)の通商交渉も不透明感が強く、積極的にリスクを取ろうということはもちろんないが、今の時点で積極的にリスク回避ともなりにくい。細かい報道を受けて日々動くことはあるが、全体的にみると年始にかけて方向感は出にくいだろう

バークレイズ証券の門田真一郎チーフ為替ストラテジスト

  • きのうは年末を控えたドル買いが上がったが、きょうはクリスマス直前ということでフローに振らされる動き。ファンダメンタルズな材料で動いている感じではなく、時期的な要因がドル・円を動かしている

背景

  • トランプ大統領は22日、新型コロナウイルス禍に対応する約9000億ドル(約93兆円)規模の追加経済対策法案の修正を要求。これに対し、下院民主指導部は24日の時短審議で現金給付を拡大する法案を提出する計画と関係者
  • アジア時間の米株価指数先物は下落。一方、アジア株はおおむねプラスで、日経平均株価は前日比88円高で終了
  • 新型コロナウイルスの変異種は、既に米国とドイツ、フランス、スイスに流入している可能性があるとこれらの国の当局者が指摘
    • 英政府はイングランドのロックダウン(都市封鎖)対象地域を拡大するかどうか検討
    • EUは加盟国に英国との貨物往来再開を要請
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