米中古住宅販売、11月は6カ月ぶり減少-価格高騰と在庫薄が逆風
Olivia Rockeman
更新日時
全米不動産業者協会(NAR)が発表した11月の中古住宅販売件数は6カ月ぶりに減少した。価格高騰と記録的な在庫薄が旺盛な需要への逆風になったことを示した。
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- 在庫水準の低さ、また値ごろ感低下で一部の買い手が締め出される状況が抑制要因となり、需要好調に水を差したことを11月の販売減は示唆
- それでも販売ペースは依然堅調。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)開始前の水準を大きく上回り、2005年以来の高水準にも近い
- NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏:
- 「住宅ローン金利低下の恩恵を大きく受け、住宅には値ごろ感があったが、ここにきて記録的な高価格という壁にぶつかっている」
- 「これが一部の潜在的な買い手、特に初回購入者への負担になる可能性がある」
詳細
- 中古住宅の在庫は前年同月比22%減の128万戸-1982年の統計開始以来の低水準
- 販売に要する日数は21日-前月から変わらず、過去最低
- 販売に対する在庫比率は2.3カ月-過去最低
- 統計表
原題:U.S. Existing-Home Sales Decline for First Time In Six Months(抜粋)
(統計の詳細を追加して更新します)
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