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ドル・円は上昇、コロナ禍のリスク回避とドル実需が支え―103円台前半

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は小幅に上昇。英国での新型コロナウイルス変異種の感染拡大などでリスク回避の動きが出やすいなか、ドルは実需にも支えられ買いがやや優勢となった。ポンドはコロナ問題に加え、欧州連合(EU)の通商協議の難航を嫌気され続落。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時21分現在、前日比0.1%高の1ドル=103円42。ここまでのレンジは103円28銭から103円48銭
  • ポンド・ドルは前日比0.4%安の1ポンド=1.3410ドル。朝方に付けた高値1.3470ドルから午後には一時1.3380ドルまで下落

ドル・円はリスクオフでドル買いが優勢

市場関係者の見方

三井住友信託銀行の瀨良礼子マーケット・ストラテジスト

  • 新たな取引材料には乏しいが、株価の下落につれてドルを買い戻す動きが広がり、ドル・円もやや上昇方向に
  • 米追加経済対策はようやく成立が目前となったが、もう相場的には織り込み済み
  • ポンドは英EU交渉の難航に加えてコロナ変異種の感染拡大と、踏んだり蹴ったりな状況。合意なきEU離脱を巡って懸念されていた英国の物流停滞がコロナ禍で実現しようとしている

あおぞら銀行の諸我晃チーフマーケットストラテジスト

  • リスクオンのドル売りという大きな流れは続いてるが、英国での新型コロナ変異種の感染拡大などリスクオフ的な材料も出てきている
  • ドル・円、午前に上昇した場面では目新しいニュースが出たわけではなく、仲値に遅れる形で実需筋のドル買いが出たようだ
  • 米追加経済対策が成立となれば、年内に残された材料はブレグジットと新型コロナ。ドル・円は103円前後を大きく割り込む局面ではないと思う
  • ポンドは英国の合意なきEU離脱に対する警戒感が根強い上、新型コロナ変異種の感染拡大が同国経済に下押し圧力になるとみられ、上値が重い

背景

  • 新型コロナ】加州の医療危機深刻化の恐れ、バイデン氏公開接種
    • 英国からの渡航、欧州各国が相次ぎ禁止に-コロナ変異種の感染拡大で
  • 英首相が土壇場で新提案、漁業権で譲歩示す-EUとの通商交渉
  • 米追加経済対策、上院が歳出法案とともに可決-トランプ大統領に送付へ
  • 米10年物国債利回りは時間外取引で0.92%前後に低下
  • 日経平均株価は前日比278円安で取引を終了。米株価指数先物は時間外取引で下落
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