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コロナ禍、航空機の窓側の席にいるかのように在宅勤務-風景を再現

  • JOLEDとランドスキップが開発-「スカイスケープ」で眺め再現
  • 日の出から日没まで雲を通じて航空機の上昇・下降を演出

新型コロナウイルス禍でも旅客機の窓からの眺めを待ちきれない人々にとって、新たなツールが誕生した。

  航空機からの眺めを再現した「スカイスケープ」は、プラスチックの枠に入った22型の高精細ディスプレーで、世界の多くの企業がコロナ感染拡大を抑えるための制約下に依然ある中で、在宅作業の経験を別レベルに高める。有機ELスクリーンメーカーのJOLED(ジェイオーレッド)とデジタルディスプレーや表示設計を手掛けるランドスキップが共同開発した。

TOKYO: Japan Company Offers View Outside Plane Window From the Comfort of Home

デジタル飛行機窓「スカイスケープ」

Photographer: Toru Hanai/Bloomberg

  航空関連では国内の上空を回る遊覧飛行や駐機中の航空機内で機内食を堪能するプランに人気が集まっており、世界中の多くの人々が何カ月も味わうことができていない体験への需要は旺盛だ。

  ランドスキップの下村一樹最高経営責任者(CEO)によると、スカイスケープの開発はコロナ禍の相当前から始めていたが、現在の環境にはちょうどよいタイミングになったという。下村氏は「集中する時に、より深くのめり込める。時間の価値を上げる感じになる」と話す。

  ランドスキップの他製品と同じくリラクゼーションツールとして当初想定されていたスカイスケープは、日の出から日没まで雲を通じて航空機の上昇・下降を再現する。空港や都市、滑走路の眺めはない。下村氏によれば、サブスクリプション型のレンタルサービスとして利用可能で、料金はオフィスや病院、ホテルに設置される同社の大きめのデジタル窓ディスプレーの月額平均使用料(約3万円)よりも低めとなる見込み。

  一方、2015年にソニーとパナソニックの有機EL事業を統合して設立されたJOLEDの事業開発推進本部部長、小野雅行氏は「いろいろなユーザーに使ってもらい、付加価値を上げていきたい」と説明。スカイスケープに関する引き合いはコワーキングオフィス事業者が当初目立っているが、個人客も関心を示している。

  年中デスクの近くに航空機の窓があるというアイデアにストレスがある人には、姉妹品としてリラックスして一休みしてもらうことを目指した盆栽の木を仮想表示する木製の枠にはめた長方形の窓も両社は提供する。

原題:
Miss the Window Seat? Work From Home With a View Above the Clouds(抜粋)

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