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テスラが火を付けた転換社債ブーム-今年に入り約17.2兆円増と活況

米電気自動車(EV)メーカー、テスラの株式はS&P500種株価指数への採用後初の取引で波乱に見舞われたが、分かりにくいと敬遠されがちだった転換社債(CB)市場にテスラが活況をもたらしている。

  ブルームバーグ・バークレイズ米転換社債トータル・リターン指数は年初から12月18日までの期間に49.44%上昇し、リターンは過去最高だった09年の50.72%まであと約1ポイントに迫った。

  テスラのCBは同指数で7.5%余りのウエートを占める。テスラ株が今年8倍近く値上がりしたことで、CBも活況となり、不安定な環境の下で成長企業に投資する有利な手段としてCBに注目が集まった。

  ブルームバーグが集計したデータによると、CBの発行残高は2020年に1660億ドル(約17兆2000億円)増え4000億ドルに達した。CBに連動する上場投資信託(ETF)の残高は過去最高の82億ドルに上る。

  インサイト・インベストメント・マネジメントのシニアポートフォリオマネジャー、ジム・ドゥーリン氏は「あらゆる種類の発行体が関心を持つようになった。シクリカルや代替エネルギー、ヘルスケア銘柄も含まれる」と指摘。CBが分かりにくいと敬遠していたと思われるプライベートウェルスマネジャーや機関投資家からの問い合わせも、突然増えているという。

  CBは株価が一定の成功水準に達すれば、転換後の株式を保有できる可能性があり、先行投資の手段といえる。発行体にとっては低金利で借り入れできる利点がある。

  2013年5月発行のテスラのCBは転換価格が124.52ドル。21日の終値649.86ドルに対し、当時の株価は約92.50ドルにすぎず、赤字経営で主要格付け会社から格付けも付与されていなかったが、1.5%の利率で予定を上る6億ドルを調達した。

Convertible bonds posted the best month on record

Pandemic Lifeline

Convertible bond issuance is at the highest in more than a decade

Source: Bloomberg

Note: 2020 issuance through Dec. 16

原題:
Tesla Fuels $166 Billion Bonanza in a Risky Corner of Finance(抜粋)

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