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ゴールドマンが勝ち組、FRBが予想外の銀行自社株買い解禁で

  • FRBの行動「侮ってはならない」-クレディ・スイス
  • 自社株買いは2021年いっぱいを通じて増加へ-モルガン・スタンレー

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21日の米株式市場で、大手銀行株が軒並み上昇。米連邦準備制度理事会(FRB)が大手銀行による自社株買いの再開を承認したため、ゴールドマン・サックス・グループやJPモルガン・チェースなど各行が自社株買いの意向を示した。ゴールドマンとモルガン・スタンレーがトレーディングでの利益に続いて勝ち組トップとみられている。

  アナリストらはFRBが自社株買い禁止措置を維持すると予想していた。同措置は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)をきっかけに導入された。ゴールドマンとモルガン・スタンレー、シティグループ、バンク・オブ・アメリカ(BofA)がいずれも値上がりしている。

  クレディ・スイスのスーザン・ロス・カツケ氏は顧客向けリポートで、FRBが18日公表した銀行ストレステストの結果について、「テストの対象となった全行の合格、資本還元への許可」を示したと指摘。「後者の重要性を侮ってはならない。バランスシートの強さを確認するとともに、既存の規制枠組みの有効性を示している」と続けた。

Bank shares trail the broader market this year

  市場関係者の見方は以下の通り:

モルガン・スタンレー 、ベッツィ・グラセック氏

  • ゴールドマンが「最大の勝ち組だ。トレーディング収入に支えられ、4四半期ごとで見た場合の業績は力強い」
  • 自社株買いは2021年いっぱいを通じて拡大すると予想
  • 「2021年が進むのに伴い、4四半期ごとで見た同行業績の数字は増加するだろう」
  • 今年前半に計上した「大規模な」貸し倒れ損失は、業績算出の一部ではもはやなくなる

シティグループ 、ジル・シア氏

  • 銀行には時価総額の0.3-2%レンジで自社株を購入できる能力がある。これはバンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNYメロン)やステート・ストリート、モルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックスにとって「最も意義深い」

ゴールドマン・サックス、リチャード・ラムスデン氏

  • 「株式買い戻しの能力は著しい」
  • モルガン・スタンレーやBNYメロン、ステート・ストリートが恩恵を受ける
  • 自社株買いの能力が最も小さいのは、ウェルズ・ファーゴやPNCファイナンシャル・サービシズ・グループ、アメリカン・エキスプレス(アメックス)

原題:
Goldman Sachs Wins With Fed’s Unexpected Buyback Clearance(抜粋)

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