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ドル・円は小じっかり、リスク回避のドル買いやや優勢-103円台半ば

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=103円台半ばで小じっかり。英国で広がった新型コロナウイルスの変異種が他の欧州各国でも見つかるなど経済活動の制限長期化が意識されてリスク回避のドル買いがやや優勢となった。ポンドは英国と欧州連合(EU)の通商交渉が難航していることも嫌気され大幅安。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時26分現在、前週末比0.2%高の103円45銭。ここまでのレンジは103円25銭から103円56銭
  • ポンド・ドルは前週末比1.3%安の1ポンド=1.3344ドル。ここまで取引では1.3503ドルを高値に一時1.3336ドルまで下落

市場関係者の見方

NBCフィナンシャルマーケッツ・アジアのディレクター、デービッド・ルー氏(香港在勤)

  • 早朝から、英EU通商交渉の難航や新型コロナ感染による制限延長懸念を背景にしたポンド安がけん引してリスクオフの動きになっており、ドル>円>その他通貨という展開
  • 特に新型コロナウイルスの変異種については、その感染力の強さから欧州全体で懸念と警戒が広がっており、市場心理を冷やしつつある
  • 米国の追加経済対策案での合意は好感材料ではあるものの、市場の関心はウイルス変異種の広がりに移っており、影響は限定的
  • ドル・円相場はリスクオフでのドル買いが支えになっているものの、大きな方向感が出る感じではない

上田ハーロー外貨証拠金事業執行担当役員の山内俊哉氏

  • 英国はEUとの通商協議が年内にまとまらない可能性が高く、新型コロナ感染拡大で度重なるロックダウンもあり、先行きの景気悪化懸念がポンド安圧力になっている
  • 時間切れなら、より厳しいWTOの関税に。EUに対する英国の経済依存度の方がその逆より高い。何らかの協定は結ぶ必要があるが、年単位の時間がかかりそう
  • ポンド・ドルは11月安値の1.285ドル辺り、対円では130円程度が当面の下値めどか
ドル・円、103円台前半から半ばでもみ合いに

背景

  • 米共和、民主両党の議会指導者は新型コロナ感染拡大の影響に対応する9000億ドル(約93兆円)規模の追加経済対策案で合意に達した
  • ハンコック英保健相はコロナウイルス変異種感染が「制御不能」に陥っていると警告し、イングランドの一部に適用されている最も厳しい制限措置はワクチンが普及するまで維持されることを示唆
  • 英国では20日からロンドンとイングランド南東部で全面的なロックダウン(都市封鎖)
    • 欧州諸国は英国からの渡航禁止に相次いで乗り出す
  • EUと英国との自由貿易協定(FTA)締結交渉は、新たな期限とされた20日も妥結に至らず、21日も協議が継続される見通し
  • 日経平均株価は前週末比48円安で取引を終了
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