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12月18日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:株式は反落、経済対策で新たな争点-ドルは反発

  18日の米国株式相場は反落。米連邦政府の歳出法案を巡り共和党が新たな要求を突きつけ、妥結が危ぶまれた。来週のS&P500種株価指数採用を控え、テスラは活発な商いを伴い小幅上昇した。

  S&P500種は引けにかけて大きく下げ幅を縮小した。この日は個別銘柄と指数の現物および先物が一斉に決済日を迎えるため、通常より値動きが激しい展開が予想されていた。

  週末までに米経済対策案がまとまるとの期待が後退し、株価はこの日の安値に沈んでいた。外国為替市場ではドルが5営業日ぶりに上昇。米国債市場では10年債利回りが0.93%超を回復した。

  • 米国株は反落、米景気対策交渉で共和党が新たな要求
  • 米国債は利回り曲線がスティープ化、長期債利回りが上昇
  • ドル指数は反発、株安と議会情勢が逃避需要押し上げ
  • NY原油は5日続伸、経済対策合意期待で週間でも大幅高
  • NY金は小反落-週間では金属全面高で上昇

  S&P500種は前日比0.4%下げて3709.41。ダウ工業株30種平均は124.32ドル(0.4%)安い30179.05ドル。ナスダック総合指数は0.1%未満の小幅な下げ。

  労働者や企業の命綱である経済支援を巡り、議会の交渉はまだ妥結のめどが立たない。共和党は米連邦準備制度当局による貸出プログラムの段階的廃止の成文化を求めた。米国ではウイルス感染の悪化に歯止めがかからず、各地で行動規制が強化されている。

  グラディエント・インベストメンツのポートフォリオマネジャー、キース・ガングル氏はインタビューで、「11月から12月初めにかけての相場はかなり好調だったため、多少の売り浴びせはさほど意外ではない」と話した。クアドラプル・ウィッチングで値動きが通常とは少し異なることを指摘した。

  外国為替市場ではドルが上昇。株安と米経済対策を巡る不透明感が、資金をドルに逃避させた。ドルは週間では下落。ポンドは今週一番の下げ。欧州連合(EU)と英国の交渉は週末にもつれ込む気配となっている。

  ニューヨーク時間午後4時15分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%上昇。週間ではこの5週間で4週目の下げ。ユーロは対ドルで0.2%安い1ユーロ=1.2250ドル。ドルは対円で0.2%高い1ドル=103円31銭。トレーダーによれば、1ユーロ=1.2260ドルより下でユーロのロングを縮小し、ドルには103円30銭を上抜けたところで買いを入れる動きが見られた。

  米国債市場では10年、30年債の利回りが今週の高水準に向けて上昇。利回り曲線がスティープ化した。10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 上昇の0.94%。

  ニューヨーク原油先物相場は5日続伸。米経済対策協議を巡り、共和党のマコネル上院院内総務は超党派合意が近いことを「前夜の時点よりさらに楽観している」と述べた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は74セント(1.5%)高の1バレル=49.10ドルで終了。週間ベースでは5.4%高で7週連騰となった。ロンドンICEの北海ブレント2月限は76セント高の52.26ドル。

  ニューヨーク金先物相場は小反落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.1%安の1オンス=1888.90ドルで終了。現行の暫定予算の期限切れを控え、米経済対策協議が引き続き注目を集めた。

  先物、スポット相場とも週間ベースでは上昇。サクソバンクの商品戦略責任者、オーレ・ハンセン氏は「金は今週、ありとあらゆる金属を支えたオールラウンドな相場上昇の波に乗った」と指摘した。

原題:Stocks Pare Drop Into Close on Quadruple Witching: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Rebounds; Traders Eye Odds of Brexit Deal: Inside G-10(抜粋)

Treasuries End Mixed, With 2s10s Curve Near Steepest Since 2017(抜粋)

Oil Posts Weekly Gain With Stimulus Hopes Aiding Vaccine Rally(抜粋)

Gold Heads for Third Weekly Gain as Stimulus Deal, Fed in Focus(抜粋)

◎欧州市況:株は反落、英・EU交渉が重し-ユーロ圏周辺国債下落

  18日の欧州株は反落。前日まで4日連続で上昇していた。英国と欧州連合(EU)の長引く通商交渉が地合いを圧迫した。

  ストックス欧州600指数は0.4%安。週間ベースでは1.5%高。この日は旅行・娯楽や銀行などのシクリカル銘柄を中心に売られた。

  ジョンソン英首相は通商交渉が「深刻な状況」にあるとし、EUが漁業権を巡る要求を和らげない限り合意は不可能だとの考えを示した。

  リベラムのストラテジスト、ヨアキム・クレメント氏は「通商合意のほかは何でも市場にとって大きなマイナス要因になるだろう」と指摘した。

  欧州債市場ではイタリア債、ギリシャ債を中心に周辺国債が下げた。イタリアでの政治的緊張の高まりや欧州中央銀行(ECB)による債券購入オペが来週をもって来年まで一時中断することが影響した。英国債は上昇。英中銀当局者がマイナス金利が必要になる可能性を指摘したことが手掛かりだった。

  イタリア債とドイツ債のイールドスプレッドは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大して114bp。前日は一時109bpと、2016年4月以来の最小まで縮小した。

  ドイツ債はほぼ変わらずで取引を終えた。

  英国債は利回り曲線がブルフラット化。短期金融市場が織り込む英中銀による2022年3月時点の利下げ幅は10bp、当局者による発言前は同9bpだった。

  ドイツ10年債利回りはマイナス0.57%で変わらず、フランス10年債利回りも変わらずのマイナス0.33%、イタリア10年債利回りは3bp上げて0.57%。

原題:European Stocks Retreat as Brexit Talks Weigh on Risk Appetite、Peripheral Euro-Area Bonds Fall, Gilts Rise: End-of-Day Spreads(抜粋)

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