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ブレイナードFRB理事、気候変動はリスク-金融安定への影響精査を

米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事は、気候変動が米経済にリスクをもたらしており、監督当局は金融安定に与え得る影響について精査すべきだとの考えを示した。政治色の濃い問題に踏み込んだ格好だ。

  ブレイナード理事はアメリカ進歩センター(CAP)が主催したバーチャル形式のイベントで「気候変動は現代における主要課題の一つだ」とし、「異常気象の頻度と度合いが増しており、それに伴う金銭的損失は既に大きく膨らんでいる」と述べた。

  FRBにとって気候変動は政治的に見て慎重を要する問題だ。FRBは15日、「気候変動リスク等に係わる金融当局ネットワーク(NGFS)」に正式参加したことを明らかにした。NGFSはメンバーに対し、地球温暖化対策の国際的な取り決めであるパリ協定への参加を要件としている。トランプ大統領は2017年に米国の協定離脱を発表したが、バイデン次期大統領は来年1月に発足する新政権で気候変動対策に重点的に取り組むとして、復帰を公約している。

  ブレーナード理事は「われわれは気候シナリオ分析といったトピックに関するスタッフの調査や他の中央銀行との取り組みを通じ、気候リスクと金融安定への影響に対する理解を深めつつある」と説明。「金融機関が全ての重大リスクに対して強靱(きょうじん)性を確実に備えることに、監督当局は責任を負う。リスクには気候変動に伴うものも含まれる」と指摘した。

原題:Fed’s Brainard Says Banks Must Protect Against Climate Risks (1)(抜粋)

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