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【債券週間展望】長期金利に上昇圧力、来年度国債発行計画で増発観測

12月第4週(21日-25日)の債券市場では長期金利に上昇圧力が掛かりやすい展開になると予想されている。週初に公表される2021年度の国債発行計画で超長期債の増発観測が強いほか、仮に利付債の増発がなくても足元の高水準の発行規模が需給の重しになるとの見方が背景にある。

市場参加者の見方

◎BofA証券の大崎秀一チーフ金利ストラテジスト

  • 来年度の発行計画については、カレンダーベースで多少の利付債増額が見込まれている
  • 増発がなくても現行の大量発行が続く状況は変わらず、来年度を通して需給懸念は続くだろう
  • 12月は好需給を背景に利回り曲線がフラット(平たん)化してきたが、年末に向けて買いの手が少し止まるとみる
  • 長期金利の予想レンジは0.005%~0.025%

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 良好な需給環境に支えられて、10年債利回りは一時ゼロ%に低下したが、投資家は引き続き上値追いには慎重な姿勢を維持するだろう
  • 国内では国債発行計画の発表が残るが、クリスマス休暇の接近で海外市場を中心に投資家の活発な動きは見込みづらい
  • 今月の国債入札は各年限で無難に消化されており、来週の入札も相場への影響は限られるだろう
  • 長期金利の予想レンジはゼロ%~0.03%

国債入札予定

対象発行予定額
  22日

流動性供給

(残存期間15.5年超39年未満)

5000億円程度
  24日2年3兆円程度

日銀オペ予定

対象年限直近の通知額
21日1-3年5000億円
3-5年4200億円
5-10年4200億円
25日3-5年4200億円
5-10年4200億円
10ー25年1200億円
25年超300億円

主な材料

  • 21日:2021年度予算案を閣議決定
  • 23日:日銀金融政策決定会合議事要旨(10月28、29日分)
  • 24日:黒田日銀総裁、経団連審議員会で講演
  • 24日:日銀、新型コロナ感染症対応の金融支援特別オペ
  • 25日:12月の東京消費者物価指数(CPI)
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