米新規失業保険申請件数、予想外に増加ー3カ月ぶり高水準
Jordan Yadoo先週の米新規失業保険申請件数は予想外に増加し、3カ月ぶり高水準となった。新型コロナウイルスの感染拡大と企業への制限強化で労働市場の回復が腰折れしていることを示唆した。
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失業保険の継続受給者数(12月5日終了週)は27万3000人減少の551万人。市場予想は570万人だった。
申請件数の増加はカリフォルニア州とイリノイ州での大幅増を反映している。両州では感染再拡大を受けてロックダウン(都市封鎖)を特に強化した。
連邦政府のパンデミック失業支援(PUA)プログラムの新規申請件数は約45万5000件だった。継続受給者数(11月28日終了週)は924万人と、前週から約68万9000人増加した。PUAは自営業者や単発の仕事を請け負うギグワーカーなど、各州が設けている通常の失業保険では対象外となる労働者に適用される。
長期失業者向けに連邦政府が設けたパンデミック緊急失業補償(PEUC)を受けている人(11月28日終了週)は480万人。PEUCは州プログラムの給付期間が終了した人に対し、最大13週の補償を提供する。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:U.S. Jobless Claims Unexpectedly Jump to Highest in Three Months(抜粋)