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英中銀がQE維持、企業支援強化-EU交渉結果待ちつつコロナ対策

更新日時
  • 政策金利、資産購入枠は据え置き-見通し悪化なら拡大の構え
  • 中小企業向け資金供給スキームは6カ月延長、来年10月まで

イングランド銀行(英中央銀行)は17日、金融政策の据え置きを発表した。英国と欧州連合(EU)の通商交渉の結果待ちの状態にある。同時に、想定以上に長びく新型コロナウイルス禍への対応として中小企業支援を強化した。

  ベイリー総裁ら9人から成る金融政策委員会(MPC)は政策金利を0.1%に据え置き、資産購入枠を総額8950億ポンド(約125兆6000億円)で維持することを全会一致で決めた。

  また、中小企業向けのタームファンディングスキーム(TFSME)を6カ月延長し来年10月までとした。

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The virus-hit U.K. economy is forecast to shrink over 11% this year

Source: Office for Budget Responsibility, Bank of England, Office for National Statistics

  英国のEU離脱移行期間は12月31日に終了するが、通商協定でまだ合意できていない。さらに、MPCは新型コロナ対策としての最新の制限措置が2021年序盤の経済に打撃を与えるとの見通しを示した。

  MPCはかねて、見通しが悪化する場合には金融緩和を拡大する大きな余地があると強調している。中銀の予測はEUとの新たな自由貿易協定(FTA)が来年1月1日には発効すると想定しているが、中銀当局者には最新の展開について発言力はない。

  MPCは「前回、合意なき離脱の可能性があった時期に比べ、経済は弱い状態からの出発となるため、インフレ率が一時的に目標を上回っても容認する余地が大きい」として、インフレ率が急激に上昇した場合でも金融緩和を維持する意向を示唆した。通商交渉が失敗すればポンドが下落し、インフレ上昇に向かう公算が大きい。

原題:BOE Maintains QE, Extends Company Aid on Prolonged Crisis (1)(抜粋)

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