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ドル・円は1カ月ぶり安値、ドル売り継続-欧州通貨など18年来の高値

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は約1カ月ぶり安値を更新した。米追加経済対策の妥結期待や米金融緩和を背景としたドル安の流れが続いた。ユーロやポンドのほか、通貨高を巡る財務相発言を受けて上昇したニュージーランド(NZ)ドルや雇用統計が予想を上回ったオーストラリアドルも対ドルで2018年以来の高値を付けた。

  • ドル・円は午後3時41分現在、前日比0.2%安の103円28銭。一時は11月9日以来の安値となる103円25銭まで下落
  • ユーロ・ドルは0.2%高の1ユーロ=1.2229ドルで、一時は1.2235ドルまで上昇
  • ポンド・ドルは1ポンド=1.3554ドルで、一時は1.3565ドルを付ける
  • NZドル・ドルは0.3%高の1NZドル=0.7135ドルで、一時0.7141ドルまで上昇。豪ドル・ドルは0.2%高の1豪ドル=0.7595ドルで、一時は0.7597まで上昇
  • ブルームバーグ・ドルスポット指数は0.3%低下
ドル安止まらず

市場関係者の見方

みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジスト

  • 日米欧の中では政策金利も含めればFRB(米連邦準備制度理事会)が今年一番積極的に緩和した
  • ドル安がトレンドとなっている中で対ドルでの高値をどこまでいけるか試している雰囲気。ドル・円も11月安値103円18銭をトライしたがっている感じ

外為どっとコム総合研究所の神田卓也調査部長

  • 米連邦公開市場委員会(FOMC)では、市場はもう少し金融緩和長期化を示唆する具体的かつ強力なフォワードガイダンスを期待していた節があり、その柱を外されたので、いったんドル買い戻しが入ったが、その後再び下げてきたのを見るとドル売り圧力の強さを感じる
  • ドル・円が11月安値103円18銭を割り込むと節目の103円の攻防になるだろう

三菱UFJ銀行の丸山元気上席調査役(ニューヨーク在勤)

  • 引き続きリスクオンでもドル安だし、コロナワクチン、米経済対策協議、ブレグジットで特に波乱がなければ、基本的に緩やかなドル安継続だろう

背景

  • 米議会指導者、経済対策の取りまとめ急ぐ-18日までの下院採決目指し
  • FOMCは、雇用とインフレに「一段と顕著な進展」が見られるようになるまで、大規模な金融緩和を通じた経済支援を続けると表明。債券購入の構成やペースは変えず、一部で予想されていた平均残存期間の延長には動かず
  • NZのロバートソン財務相はブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、NZドルの水準について「大きな不快感を表明しない」と発言
  • 11月の豪雇用者数は前月比9万人増と予想の2倍余りで、失業率は6.8%と前月の7%から予想外の改善
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