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米国株のバリュエーション高騰、パウエルFRB議長は重大視せず

  • PERは歴史的に見て高いが、低金利下では脅威ほとんどなし-会見
  • 「FRBモデル」では株式の相対的リスクは問題にならず

米株式市場の高騰は行き過ぎとの主張をかわすために、エコノミストはしばしば株価を金利に合わせて調整する評価方法を引用するが、ここにきてパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長もそうした。

  パウエル議長は16日の記者会見で、リスクフリー(無リスク)レートとして参照した米国債利回りと比べて米国株は一見したほどには過大評価されていないと指摘した。議長がこの比較を引用したのは理にかなう。これは「FRBモデル」として知られるようになったものの一種だからだ。

  議長は「株価収益率(PER)は歴史的に見て高いが、リスクフリーの金利が長期にわたり低く推移する状況では、株式のリスクテークで得られる報酬である株式のプレミアムは、あなたが目にするようなものになるだろう」と述べた。

Stocks still looks appealing when compared to bond yields

  S&P500種株価指数の益利回りは、米10年債利回りより2.5ポイント高い。この比較はFRBモデルとして知られる。その差はインターネット株バブルの崩壊前をはるかに上回るが、ネット株バブル期には債券利回りが株式益利回りより高かった。

  株式のリスクプレミアムを見ると、S&P500種のPERを単純に見るよりも極めて異なる構図が示される。現在の同指数のPERは実績利益ベースで29倍で、1999年は30倍を超えていた。

  パウエル議長は「確かにPERは高いが、米10年債利回りがリターンの観点で歴史的水準より低くなると考えられる状況ではそれほど重要ではないかもしれない」と語った。

S&P 500 P/E multiple is the highest since the dot-com days

原題:Soaring Stock Valuations No Big Deal to Powell Next to Bonds (1) (抜粋)

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