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米小売売上高、11月は予想以上に大きく減少-景気回復失速の兆し

更新日時

11月の米小売売上高は市場の予想以上に減少し、10月分も増加から減少へと下方修正された。新型コロナウイルス感染の記録的な拡大や追加経済対策の取りまとめ難航を背景に、景気回復につまずきが生じていることが示唆された。

キーポイント
  • 11月の小売売上高は前月比1.1%減
    • ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は0.3%減
      • 1.1%減より大きな減少を予想したのは1人のみ
    • 前月は0.1%減(速報値0.3%増)に下方修正
      • 2カ月連続の減少は今年の春先(3、4月)以来

Pulling Back

U.S. retail sales fell more than expected in November after prior month revised to a decline

Source: U.S. Commerce Department

  ドイチェ・バンク・セキュリティーズの米国担当シニアエコノミスト、ブレット・ライアン氏は「非常に分かりやすい話だ。事業閉鎖と新型コロナ感染第3波が影響を及ぼしている」と述べ、特に飲食店が打撃を受けたと指摘した。「追加的な財政支援の必要性を浮き彫りにした」と話した。

  自動車・ガソリンを除いたベースの小売売上高は、0.8%減少。市場予想は0.1%増だった。飲食店と自動車ディーラー、建材店、ガソリンスタンドを除いたコア売上高は、0.5%減少した。市場予想は0.2%増。コア売上高は基調的な需要をより正確に反映しているとの見方がある。

  11月は衣料品店や飲食店で売り上げの減少が顕著だった。小売売上高全体の約5分の1を占める最大カテゴリー、自動車・同部品は1.7%減少した。

  一方、大半がオンライン販売から成る無店舗小売りは、前月比でわずかながら増加。この他に増えたのは、建材と食品・飲料のみだった。

  前年同月比では、11月の小売売上高は4.1%増加した。飲食店が同17.2%急減した一方で、無店舗小売りが29.2%増え、構成要素間での大きなシフトがうかがえる。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Retail Sales Tumble in Sign Economic Rebound Is Sputtering(抜粋)

(統計の詳細やエコノミストの見方を追加して更新します)
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