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ディストレスト企業に「支払い能力」あるか-クレジット投資家が観察

新型コロナウイルス危機はディストレスト債の投資家に生涯に一度のチャンスをもたらすはずだったが、連邦準備制度がそれを妨げた。

  新型コロナによる経済への打撃を和らげるさまざまな措置によって、割安になった債券に投資する機会はすぐに消失した。そこで、カーライル・グループのグローバルクレジット責任者、マーク・ジェンキンス氏は市場を観察してディストレスト企業を見つけようとしている。

  「企業は今、流動性の問題を解決している。しかし問題は、これらの企業が本当に支払い能力があるのか、存続企業としての価値が負債の額を上回るのかだ」と同氏は15日にブルームバーグテレビジョンとのインタビューで語った。

  パンデミック(世界的大流行)に際して多額の借り入れをした企業が、手元資金が枯渇し債務負担を背負いきれなくなることを投資家は懸念している。デルタ航空やロイヤル・カリビアン・クルーズなどのジャンク級(投機的格付け)企業が手元資金を減らしつつあるほか、利払いを賄うだけの収入のないいわゆる「ゾンビ企業」も増えている。

  ジェンキンス氏は、コロナ禍を生き残る企業につなぎ資金を提供しようとするカーライルにとって「これはある程度好機ではあるが、脅威でもある」と話す。

  同氏は新たなディストレスト投資機会が到来するかどうかを判断するのは時期尚早だと述べた上で、利用できる資金が多いことから破綻する企業の数は多くないとの見方を示す。疑問なのは「パンデミックが終わった時、そのような資本構造が新たな成長を支えるか」だとも指摘した。

マーク・ジェンキンス氏が2021年のクレジット市場の見通しについて語る

(出典:ブルームバーグ)

原題:
Carlyle’s Credit Head Monitoring Which Firms ‘Actually Solvent’(抜粋)

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