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中国の景気回復ペース、11月に加速-国内外の堅調な需要が下支え

更新日時
  • 工業生産は前年同月比7%増、小売売上高5%増-いずれも予想通り
  • 10-12月に成長加速、21年は「比較的速く」なる可能性-国家統計局

中国の景気回復ペースが11月に加速した。国内外の堅調な需要が下支えした。中国経済は今年プラス成長を確保する公算が大きく、他国に一段と先行する。

  11月の工業生産は前年同月比7%増とブルームバーグ調査の予想中央値と一致。10月は6.9%増だった。小売売上高は前年同月比5%増と予想と同じ伸び。10月は4.3%増えていた。失業率は5.2%と前月の5.3%からやや低下した。

  1-11月の固定資産投資は前年同期比2.6%増。市場予想でも2.6%増加が見込まれていた。

China's Steady Rebound

Economy continues recovery into November

Source: National Bureau of Statistics

Note: NBS combines Jan.-Feb. data

  今回の経済指標は新型コロナウイルス感染拡大で景気が落ち込んだ1-3月(第1四半期)からの幅広い回復を示した。工業主導の持ち直しに続き、個人消費も戻ってきた。また、中国の主要輸出先の多くでコロナ対応の制限措置が再び導入されており、医療機器や在宅勤務用電子製品の需要が高まり、ここ数カ月の輸出も大きく伸びている。

中国の輸出、18年2月以来の高い伸び-11月の貿易黒字は過去最大

  小売売上高は11月11日の「独身の日」セールが押し上げ要因となった公算が大きい。年初来の小売売上高は前年同期比4.8%減となおマイナスだ。

  国家統計局の付凌暉報道官は北京で開いた記者会見で、10-12月(第4四半期)の経済成長率が7-9月(第3四半期)から加速する可能性があると指摘。2021年の成長ペースは比較対象となる今年の水準が低くなるため、「比較的速く」なるかもしれないとも述べた。予想される具体的な数字には触れなかった。

  ブルームバーグ・エコノミクスのアジア担当チーフエコノミスト、舒暢氏は「堅調な活動で中国人民銀行(中央銀行)が当面利下げに踏み切る必要性は低下したが、早期に政策面の支援を取り下げることができることを意味するわけではない。人民銀は政策正常化の長いプロセスに着手する中で、企業の資金繰りを円滑にする措置を講じるとわれわれは見込んでいる」と述べた。

原題:China’s Economic Recovery Strengthens, Fueled by Export Boom (1)、China’s 4Q Economy May Grow Faster Than 3Q: Statistics Bureau(抜粋)

(第4段落以降を追加し更新します)
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