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12月14日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:S&P500種は4日続落、米経済対策成立見通しに不安

  14日の米株式相場は4営業日続落。投資家は連邦歳出法案の成立に向けた動向を見極めながら、新型コロナウイルスの感染拡大で経済活動の制限が強化される可能性に気をもんでいる。

  • 米国株は4営業日続落、医薬品株好調でナスダック100は上昇
  • 外為ではドル指数が下げ渋る、対円では変わらず
  • 米国債は下げ埋める、NY市長のロックダウン発言で買い
  • NY原油、反発-活動制限強化への警戒で上げ幅限定
  • NY金、反落-米ワクチン接種開始と経済対策協議を注視

  S&P500種株価指数は午後の取引でマイナスに転じた。4日続落は9月以降で最長。今月8日に記録した過去最高値からは1.5%下げた。ナスダック100種指数は上昇。英アストラゼネカからの買収に応じたアレクシオン・ファーマシューティカルズを筆頭に、医薬品株が上昇した。石油輸出国機構(OPEC)が需要見通しを下方修正し、原油価格が一時下落。これに伴いエネルギー株も下げた。

  S&P500種は前営業日比0.4%下げて3647.49。ダウ工業株30種平均は184.82ドル(0.6%)安い29861.55ドル。ナスダック総合指数は0.5%上昇した。  

  新型コロナワクチンの接種開始でいったんは楽観が広がったものの、超党派による経済対策案の詳細公表を控え、合意成立に弾みが付くのか不安が大きくなった。米国での感染拡大には歯止めがかからず、ニューヨーク市は完全なロックダウンの可能性に備えるべきだと、デブラシオ市長は述べた。全米では各州で大統領を正式に選出する選挙人投票が進行中。バイデン前副大統領が過半数の票を獲得する見通しだ。

  株式相場が下げるにつれて、米国債相場は下げを埋めた。ニューヨーク市長のロックダウンに関する発言を受けて、買いが入った。ニューヨーク時間午後4時50分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満下げて0.89%。

  外国為替市場ではドルが下げ渋り、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は、0.2%下落。一時は0.5%安と、2018年4月以来の水準に下げていた。ドルは対円でほぼ変わらず1ドル=104円2銭。ユーロは対ドルで0.3%高い1ユーロ=1.2145ドル。

  キングスビュー・アセット・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ポール・ノルテ氏は「主要株価指数が過去最高値近辺にあるというのに、市場には1カ月前より疲労感の兆候が増えた」と述べた。

  一方でウォール街は新型コロナのワクチン普及に来年の経済好調を賭ける。クレディ・スイス・グループのグローバル最高投資責任者(CIO)、マイケル・ストロバーク氏は「機関投資家全般に巨大な投資需要が積み上がっている」と指摘。「膨大な量の流動性を眠らせたまま、年末を迎えようとしている。立ち位置を間違えるようなことはしたくない」と話した。

  ニューヨーク原油先物相場は反発。9カ月ぶり高値を更新した。新型コロナ感染拡大に伴うニューヨークやロンドンなどでの活動制限強化が警戒され、上昇幅は限定的だった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は42セント(0.9%)高の1バレル=46.99ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は32セント高の50.29ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。米国でのワクチン接種開始と経済対策協議の動向が注視される中、約1週間ぶりの安値となった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.6%安の1オンス=1832.10ドルで終了。

原題:U.S. Stocks Fall for Fourth Day; Dollar Weakens: Markets Wrap(抜粋)

Treasuries Mixed, Unwind Losses as Stocks Fall Over U.S. Session(抜粋)

Dollar Rebounds From Two-Year Low on Lockdown Fears: Inside G-10(抜粋)

Oil Edges Higher Despite OPEC’s Lower Demand View, Lockdowns(抜粋)

Gold Falls as Investors Track Vaccine Rollout and Stimulus Talks(抜粋)

◎欧州市況:株上昇、英・EU合意への楽観で-英国債は下落

  14日の欧州株は上昇。英国と欧州連合(EU)の通商合意を巡る楽観や米国で始まる新型コロナウイルスワクチン接種の第一弾が感染拡大への懸念を上回る材料となった。

  ストックス欧州600指数は0.4%高。小売りや銀行株が上昇した。エネルギー株は下落。石油輸出国機構(OPEC)による再度の石油需要見通し引き下げが嫌気された。

  EUのバルニエ首席交渉官はEU加盟国大使との非公開会合で、週内にも英国と通商合意に達する可能性があると述べた。その上で深刻な隔たりがまだあると指摘した。

  欧州債は英国債の利回り曲線がベアスティープ化に動いたが、引けまでにやや後退した。ロンドンは16日から新型コロナ対策で最も厳しい制限措置を課す「ティア3」の対象となる。取引開始後は英国とEUの通商合意に対する楽観から安全逃避買いの解消が進み、売りが進んでいた。

  英10年債利回りは一時8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇したが、その後は上げを5bpまで縮小し、利回りは0.22%となった。

  短期金融市場が織り込むイングランド銀行(英中銀)による次回10bpの利下げは来年12月と、先週時点の8月から後退した。

  ドイツ債の利回り曲線もベアスティープ化の動きを削った。

  イタリア債は10年債を中心に小幅高。ドイツ債とのイールドスプレッドは3bp縮小して116bpとなった。

  ドイツ10年債利回りは2bp上昇してマイナス0.62%。フランス10年債利回りは1bp上げてマイナス0.37%。イタリア10年債利回りは1bp低下して0.55%。

原題:European Stocks Rise as Brexit Talks, Vaccine Outweigh Lockdowns、Gilts Lead Bunds Lower on Brexit Optimism: End-of-Day Curves(抜粋)

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