, コンテンツにスキップする

米国がトルコに制裁、ロシア製地対空ミサイル導入で

  • トルコ国防産業庁とデミル長官ら個人が制裁の対象
  • 「S400」導入から1年余り経過した後の制裁発表

米政府は14日、トルコ国防産業庁(SSB)に対する制裁を発表した。北大西洋条約機構(NATO)加盟国のトルコがロシア製の地対空ミサイルシステム「S400」を導入したことを巡り、米議会では共和、民主両党がトルコへの厳しい措置を求めていたが、同システム搬入から1年余り経過した後の制裁となる。

  制裁により、SSBは米輸出入銀行を含む国際金融機関から融資を受けられなくなる。SSBのイスマイル・デミル長官ら個人も制裁対象となる。

  ポンペオ米国務長官は声明で、「S400システムの購入は米国の軍事技術および関係者を危険にさらし、ロシア軍セクターに相当の資金を供給し、トルコの軍や国防産業へのロシアのアクセスにつながると、米国は最高レベルのやり取りで幾度もトルコに明白に伝えていた」と説明した。

  超党派の米議員が1年余り前からトルコに対する制裁を求めていた。国務、財務両省は2019年夏、トルコが同システムの導入に踏み切った後、直ちに制裁を科すよう提言していたが、エルドアン大統領との関係を重視するトランプ大統領は、制裁を求める声に抵抗してきた。

  トルコ外務省は、米国の制裁措置を非難する声明を発表。「この重大な誤り」を撤回するよう求めた。

原題:U.S. Puts Limited Sanctions on Turkey After Missile Defense Buy(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE