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トヨタ、残存する種類株を全て取得し消却-総額4779億円

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トヨタ自動車は14日、2015年に主に国内個人投資家向けに発行した種類株のうち、残存しているものを全て取得して消却すると発表した。

  同社は15年7月、次世代技術の開発資金を確保するため「第1回AA型種類株式」を発行していた。現時点での残存規模は約4779億円で、手元資金を活用し21年4月2日に取得する。開発投資により一定の成果を上げることができたとして残存分の取得を決定したという。

  同種類株の発行価格は1株当たり1万598円、総額4992億円だった。議決権はあるものの、中長期保有の株主を開拓するため5年間譲渡が制限されていた一方で、5年後に普通株への転換や、発行価格で投資家から買い戻すことが可能な取得条項が付けられていた。

  四半期報告書によると、トヨタが保有する同種類株は3月末から9月末までの間に200万7100株増加。広報担当の愛川そのみ氏によると、発行から約5年が経過した9月に発行価格での取得請求が可能になり、投資家からの求めに応じて取得したためだという。

  トヨタの9月の平均株価が約7000円だったことに加え、最も強気な見通しを持つアナリストでも目標株価は9400円。その水準を上回る価格で買い戻してもらえるものの、実際に投資家から取得を求められた種類株の割合は全発行数の約4.3%にとどまっていた。

(詳細を加えて記事を更新します)
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