バイデン氏移行チーム、EPA長官にNカロライナ州当局者起用を検討
Jennifer A. Dlouhy、Ari Natter-
NY大学法科大学院長を務めたレベス氏も候補だと関係者
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気候変動関連政策を調整する新設部署の責任者にマッカーシー氏検討
バイデン次期米大統領の政権移行チームは、環境保護局(EPA)長官にノースカロライナ州環境当局トップのマイケル・リーガン氏の起用を検討している。リーガン氏はEPAに10年近く勤務した経験がある。バイデン氏は気候変動と環境汚染対策で積極的に行動するチームの編成を進めている。
事情に詳しい関係者3人が匿名で明らかにしたところでは、リーガン氏は最有力候補の1人。
バイデン氏は主要環境・エネルギーポストの人選で最終決定に近づいている。最終リストにはジーナ・マッカーシー元EPA長官や、環境問題を専門とするブレンダ・マロリー弁護士も含まれる可能性がある。バイデン氏は週末にデラウェア州で政権移行チームと協議を重ねた。
事情に詳しい関係者2人によると、ニューヨーク大学法科大学院長を務めたリチャード・レベス氏もEPA長官候補。同氏はトランプ大統領の環境政策を厳しく批判してきた。
また関係者によれば、バイデン氏はホワイトハウス内に新設する気候変動関連の政策を調整する部署の責任者にマッカーシー氏を起用することを検討していた。
リーガン氏に電子メールでコメントを求めたが返答はなく、バイデン氏の政権移行チームの報道官も返答しなかった。レベス氏はコメントを控えた。
原題:Biden Team Considering North Carolina Official to Lead U.S. EPA(抜粋)